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U-21日本代表は“最後の戦い”3位決定戦・豪戦へ…大岩監督「リバウンドメンタリティを持ってしっかりと」

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大岩剛監督

 U-21日本代表は18日にU23アジア杯3位決定戦でオーストラリアと対戦する。17日には前日会見を行い、大岩剛監督とMF藤田譲瑠チマ(横浜FM)が出席。今大会最後の試合に向けて「リバウンドメンタリティを持ってしっかりと準備をしたい」(大岩監督)と意気込んだ。

 日本は15日の準決勝で開催国ウズベキスタンに0-2の敗戦。3月発足の大岩監督体制にとって、公式戦8試合目の初黒星となった。今月3日から中2日で戦い抜き、選手の疲労もピーク。ウズベキスタン戦では明らかにその影響が見え、攻撃陣は不発に終わっていた。

 決勝進出を逃した日本は、18日の3位決定戦へ。17日の会見終了後には、日本人メディア向けに囲み取材も実施。大岩監督は改めて3位決定戦に臨む心持ちを語る。「悔しいのは誰もが思っていること。そこからのリバウンドメンタリティ。今後もこういうことが起こりうるので、何ができるのかを見通せる最大のチャンスになる」。いまの状況からチームが得られるものを見据えている。

 また、今大会の順位は、パリ五輪予選となる次大会のポット分けにも影響。開催国、優勝国、準優勝国、そして3位の国は、次大会でポット1に入り、そのチームにとって優位な組み合わせにもなり得る。決勝に進めなかったことで、けっして終わりにはならない。最後の試合の結果も、2024年パリ五輪行きに大きな影響を及ぼすことになる。

 大岩監督は、敗戦後のロッカールームで選手に伝えたことを明かす。「顔を上げよう。もう一回俺たちが勝つことは簡単ではない。この後の自分たちの行動が、自分たちに関わってくる。自分たち次第だよ」。最後は笑って終えるために、指揮官も「大いに期待したい」と語っている。

(取材・文 石川祐介)
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