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首位横浜FMから最多7人、広島から6人…2位鹿島は招集ゼロ「移籍等々で選べなかったところはある」

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森保一監督

 日本サッカー協会(JFA)は13日、EAFF E-1選手権に臨む日本代表メンバー26人を発表した。選考対象がJ1クラブ所属選手に限られた中、現在首位を走る横浜F・マリノスから最多7人が選ばれ、6位のサンフレッチェ広島からも6人が選出。一方、FW上田綺世が海外移籍で招集対象外となった2位の鹿島アントラーズからは一人も選ばれなかった。

 横浜FMからは10年ぶりのA代表復帰となったFW宮市亮をはじめ、カタールW杯アジア2次予選では常連だったDF畠中槙之輔、東京五輪世代でコパ・アメリカに出場したMF岩田智輝、32歳で初招集のMF水沼宏太、JFAアカデミー出身者で初のA代表となるDF小池龍太、今季8ゴールのFW西村拓真、パリ五輪世代のMF藤田譲瑠チマが選出。46得点23失点という圧倒的な数字で首位を走るチームが個人でも評価される形となった。

 森保一監督は13日の会見で「シンプルにJリーグでトップを走っているチームだということ。内容的にも強度の高い、インテンシティの高い戦いをして、チームとしての戦術的な戦いをしながらも、個のクオリティーを発揮している」と選考理由を語った。

 またミヒャエル・スキッベ新監督の下、攻守に強度の高さを誇る広島からはA代表常連のDF佐々木翔とGK大迫敬介に加え、2019年11月以来の復帰となるDF荒木隼人、前回E-1メンバーのMF森島司、初招集のMF野津田岳人とMF満田誠が選ばれた。

 森保監督にとってはかつて指揮していた古巣からの大量抜擢。「個の部分でいいパフォーマンスをしているということで選ばせてもらった。攻守ともにアグレッシブな姿勢が見えている中、チーム戦術もいい戦いをしている中で、個でいい輝きを見せている選手を招集させてもらった」と理由を明かした。

 一方、現在J1リーグの2位で、レネ・ヴァイラー監督の下で広島同様に強度の高い試合を展開している鹿島からは招集ゼロだった。森保監督は「鹿島も非常にインテンシティーの高い、攻守ともにアグレッシブないいサッカーをしていると思う。候補として見ている段階では数名の選手をリストアップしながら試合を見てきた」としつつも、「個の選考のタイミングで移籍であったりという理由等々あって選べなかったところはある」と説明。上田の移籍の影響を示唆した。

▼E-1選手権 J1各クラブごとの招集人数

7人:横浜FM
6人:広島
3人:川崎F、湘南
2人:柏、名古屋、神戸
1人:浦和
0人:札幌、鹿島、FC東京、清水、磐田、京都、G大阪、C大阪、福岡、鳥栖

(取材・文 竹内達也)

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