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なでしこジャパン池田監督が“初招集”の2人に期待「DFラインの厚みが出る」「切り替えの早いサッカーで良さが出る」

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なでしこジャパン初招集となった千葉LのDF林香奈絵(左)とN相模原のMF杉田亜未

 EAFF E-1サッカー選手権に臨む日本女子代表(なでしこジャパン)のメンバーが13日に発表された。今回選出された25人のうちDF林香奈絵(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)とMF杉田亜未(ノジマステラ神奈川相模原)が初招集。池田太監督が2人への期待を語っている。

 指揮官は2連覇がかかったE-1選手権へ国内組を中心に選手を選出した。5月22日に閉幕したWEリーグだが、オフシーズンを挟んで各チームが現在、新シーズンに向けて始動中。昨季の「シーズンを通してのパフォーマンス」を評価点にメンバー選考にあたったようだ。なかでも林、杉田の初招集組の活躍を楽しみにしている。

 千葉Lの主将として昨季16試合に出場したを林については、「怪我で出場できてない時期もあったが、そういった中でパフォーマンスを総合的に評価し、DFラインの厚みが出るんじゃないか」と期待。「千葉LでDFラインをまとめ上げ、守備の統率を取りながらビルドアップでも冷静に落ち着いたプレーがシーズンを通して目についていた」とその選考理由を明かしている。

 杉田は昨季途中になでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重からN相模原加入。指揮官は「常に動きを止めないでボールに関わり続けられる選手」と“約半年間”の活躍を評価し、なでしこジャパンの「切り替えの早いサッカーにおいて、彼女の良さが出るんじゃないかと期待している」と口にした。

 来年7月に女子ワールドカップを控え、チームは強化、選手個人はアピールの期間が続く。なでしこジャパンは19日に韓国女子代表との初戦を戦い、23日にチャイニーズ・タイペイ女子代表と激突。26日には、女子アジア杯準決勝で苦杯をなめた中国女子代表にリベンジに挑む。
(取材・文 成田敏彬)
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