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いずれも東京五輪メンバーのGK陣、A代表デビュー目指す谷晃生「下から突き上げを」

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オンライン取材に応じたGK谷晃生

 3月以来の日本代表復帰を果たしたGK谷晃生(湘南)が代表合宿初日の17日、オンラインで報道陣の取材に応じた。前回の6月の代表活動には谷ではなく、同じ東京五輪世代のGK大迫敬介(広島)が招集され、自身は選外。それでも「焦りはなくて、自分がやるべきことをしっかりやっていかないとなという感じだった。また自分を見つめ直す期間にはなった」と振り返った。

 湘南では今季、より守備範囲を広げることに取り組んでいるという。「ただ、それをやりすぎて自分の持ち味であるシュートストップに影響が出ないようにと考えていた」。試行錯誤しながらのプレー。「少しずつ自分の中でフィットしてきているなというのはある。それが今、少しずつ自分の自信になってきていると思う」というタイミングでの代表復帰となった。

 国内組で臨むE-1選手権。海外組のGK川島永嗣、GKシュミット・ダニエルのほか、代表常連のGK権田修一も招集を見送られ、今回のGK陣は谷、大迫、GK鈴木彩艶(浦和)という若い構成になった。

 バックアップメンバーとして東京五輪に招集されたパリ五輪世代の鈴木を含め、3人はいずれも東京五輪のメンバー。谷は「オリンピックのときにもやっている3人なので、お互いのことはよく分かっているし、その中でより僕たちが下から突き上げていけるようにやっていきたい」と意気込む。

 東京五輪では谷が全6試合のゴールを守ったが、A代表ではすでに大迫が東京五輪前に2試合に出場しているのに対し、谷はいまだ出場機会がない。A代表では初めて同時に招集された大迫との関係について聞かれた谷は「メディアの皆さんが求めているようなバチバチはないんですけど」と苦笑いしながらも、「お互いに少なからず意識しているところはあると思う」と認める。

「アンダー世代からずっと一緒にプレーしてきた。お互いがお互いのプレーを普段から見て、吸収して、刺激をもらっている部分は少なからずある。こうやってまた一緒にやれるのは刺激になるし、お互いに負けたくない気持ちを持っていると思う」

 昨年9月の初招集以降、A代表に定着しつつある谷にとって、今回のE-1選手権は試合で自分自身をアピールする絶好のチャンスになる。まずはA代表デビュー。そして定位置奪取へ。「国内組がまとまって、誇りを持ってプレーしないといけない。結果にこだわってやっていきたい」と誓った。

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