beacon

カタールW杯は“落選者”帯同なし…アクシデントには追加招集で対応へ「準備をしてもらう可能性はある」

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長

 日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長が2日、理事会終了後に報道陣のオンライン取材に応じ、カタールW杯の日本代表メンバーにアクシデントが起きた場合に備え、最終メンバーから外れた選手にもシーズンオフ中のトレーニングを依頼する可能性があると明かした。

 カタールW杯に臨む日本代表メンバー26人は今月1日に発表され、9月から膝の負傷による長期離脱が続いているDF板倉滉(ボルシアMG)やFW浅野拓磨(ボーフム)、10月下旬の負傷で公式戦復帰に至っていないMF守田英正(スポルティング)やMF久保建英(ソシエダ)も選出された。森保一監督は発表会見で「W杯ではトップパフォーマンスでできる」と述べ、準備期間の中でトップパフォーマンスに持っていく方針を述べた。

 もっとも、すでに負傷を抱えている選手の状態だけでなく、カタールでのキャンプ中にアクシデントが起きる可能性も想定される。だが、前回ロシア大会でメンバーから漏れた浅野、MF井手口陽介をサポートメンバーとして帯同させることはしない構えだ。したがって、もしメンバーの入れ替えを行うのであれば追加招集で対応することになる。

 ただし、J1リーグは今月5日に最終節が行われ、欧州各国リーグも14日以降はシーズンが中断に入る。カタールW杯に参加しない選手はシーズン再開に向けてオフ期間に入るため、もし急な追加招集があっても、コンディション的に対応できないのではないかという懸念もある。

 そうした中、反町技術委員長はこの日の取材対応で「練習がクラブによってはない可能性もあるので、そこは懸念材料ではあると思う。できれば26人で活動を続けて行きたいが、そういうこと(アクシデント)がないわけではない」とした上で、シーズンオフ中の選手にも「準備をしてもらう可能性はある」と明かした。また「すでに何人かはリストを挙げている」と述べた。

(取材・文 竹内達也)
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送

TOP