森保ジャパンが運命の一戦を前に情報戦を仕掛けた。日本代表は30日、カタールW杯グループリーグ第3節スペイン戦(12月1日・ハリファ)の前日練習をドーハの練習拠点で実施。冒頭15分間が報道陣に公開され、左太もも裏に痛みがあるDF酒井宏樹(浦和)、右ひざ痛のMF遠藤航(シュツットガルト)はピッチに姿を見せなかった。

　森保一監督は前日練習に先立って行われた公式会見で、海外メディアからの質問に「(負傷者が)今日の練習に入ってくる」と答えていたが、復帰すると思われた酒井と遠藤はいずれも室内調整。非公開練習で合流したかは定かではないが、決勝トーナメント進出をかけた大一番で情報戦を仕掛けた形となった。

　スペイン戦は12月1日午後10時(日本時間2日午前4時)にキックオフ。勝てばグループリーグ突破、負ければグループリーグ敗退、引き分けでも他会場の結果次第で敗退の可能性があるという運命の大一番となる。

(取材・文　竹内達也)

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