beacon

来秋のアジア大会はU-22代表、なでしこともに“B代表”で参戦へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本サッカー協会(JFA)は23日、日本代表、U-22日本代表、日本女子代表(なでしこジャパン)など各カテゴリの2023年スケジュールを発表した。

 U-22日本代表、なでしこジャパンともに来年9月~10月にアジア競技大会が予定されているが、いずれも“B代表”としての位置づけでの出場になりそうだ。

 アジア競技大会はもともと今年の9月に中国の杭州で開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で1年延期となっていた。いずれにしても国際サッカー連盟(FIFA)が定める国際Aマッチウィークではない時期の開催となり、海外組はもちろん、国内組でも各クラブの主力を招集できる保証はない。

 U-22日本代表はアジア競技大会前の9月4日から12日までU23アジア杯予選を戦い、10月には海外遠征を予定している。反町康治技術委員長は、その国際Aマッチウィークを活用した2つの活動とは「リンクしないメンバーをそろえたいと考えている」と指摘。「この世代は1年でグッと伸びる選手もいる。大学生を含めて選んで、メダルに近づく努力をしたい。それがその後の五輪代表、A代表につながると考え、最善のメンバーで臨みたい」と説明した。

 また、来年10月にパリ五輪アジア2次予選を控えるなでしこジャパンにおいても、佐々木則夫女子委員長は「五輪予選を戦うチームをAチームとするなら、次期候補になり得るなでしこジャパンBチームという形でアジア競技大会の優勝を狙う」と明言。コーチングスタッフなどを含め、「A代表のスタッフではなく、B代表のスタッフで編成する」とした。

(取材・文 西山紘平)

●第19回アジア大会特集ページ

TOP