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U-20日本代表キャプテン松木玖生、3日のU20アジア杯初戦に意気込み「常に先頭に立って引っ張っていけたら」

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MF松木玖生

 U-20日本代表は3日にAFC U20アジアカップウズベキスタン2023のグループリーグ初戦で中国と対戦する。今回の代表チームでキャプテンを務めるのはMF松木玖生(FC東京)だ。2日のオンライン会見で「まずは、キャプテンに任命されて光栄なことではあります。キャプテンとしてではないですけど、自分が常に先頭に立って引っ張っていけたらいいかなと思います」と力を込めた。

 U20アジア杯でベスト4まで勝ち残れば、5月開催のU-20W杯に出場できる。松木は「一番はキャプテンとしてチームをW杯に連れていくことが今大会の目標」と自身の使命を受け止めつつ、仲間たちにも信頼を寄せる。「自分みたいに気持ちを出す選手は少ないかもしれないですけど、その分ピッチに入ったときは、球際の部分だったり、セカンドの部分は全員高いレベルでやれている。そこは自分も自信を持って大会に臨みたい」とチームの実力に自信を見せた。

 3日からはグループリーグ3試合が始まる。松木はこれまで高校年代で数々のタイトルを手にし、この一年間はひとつ上の世代別代表でアジア各国と戦ってきた。その経験から、今大会を展望する。

「まずは初戦のところ。もちろんすべての大会において、初戦の固さはあり得るもの。その中で失点してしまったときでも、平常心でいられるメンタルのところであったり、点を決めても落ち着いてサッカーをして、相手の雰囲気に飲み込まれないようにすることが大切だと、自分の経験を通して大切だと思っている」

 まず日本は3日に中国と対戦。冨樫剛一監督はオンライン会見で中国の印象を語る。「スペイン人の指導者が入っていることもあり、サッカーを欧米に近づけているところである。その中で、強度の高いプレッシングをしてくること、またゾーンによって、守備を使い分けてくることは、想定されている。特に何人か速い選手もいるので、すばやいカウンターが彼らの特長」。まずは初戦勝利で、グループリーグ突破の上位2チーム入りに弾みをつけたい。

 U-20日本代表のキャプテンとして、松木はU-20W杯出場の意義を語る。「まずは日本のサッカーのレベルを上げていかないといけない。それは、個人的にも上のカテゴリーを目指す上で絶対に必要なこと。試合に勝つことだけを集中してやっていきたい」。鋼のメンタルを持つ男が、W杯切符を掴む戦いに挑む。


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