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トライ続くビルドアップ…連続フル出場のDF伊藤洋輝「リスクを負えなかった」

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日本代表DF伊藤洋輝(シュツットガルト)

[3.28 キリンチャレンジ杯 日本 1-2 コロンビア ヨドコウ]

 前半は左センターバック、後半途中から左サイドバックに移り、この試合でも最後までピッチに立ち続けた。日本代表DF伊藤洋輝(シュツットガルト)はウルグアイ戦(△1-1)に続いてのフル出場。複数のポジションで第2次森保ジャパンが取り組むトライと向き合い、今後のチームの中心となっていくことを感じさせた。

 前半のCBでは守備に安定感をもたらした一方、なかなかビルドアップの起点を担うことができなかった。「ボールを持つ時間が多かったけど、もう少し攻撃の起点になるパスが出せればよかった」。そう悔やんだ伊藤だが、最終ラインからの目線では「そこまでリスクを負えなかった」という。

 1トップのFW町野修斗ら前線の選手とは「何度か目が合った場面もあったけど、アクションがなかった時もあった」という伊藤。「リスクを考えて縦パスを刺さなかった場面が何度かあった。後半に入る時はもう少し刺していこうと話したけど、(前半は)状況を見てボール保持を選んだ」と明かす。今後の課題として「もっともっと合わせていけば縦に入るだろうし、薫くんにも間で受けてもらったシーンがあったので、そうした回数を増やしてやっていけたら」と話した。

 また後半15分ごろからの左SBでは、ウルグアイ戦からの課題を踏まえていた。「ウルグアイ戦と違って、試合前のミーティングでサイドが空いてくるという話があって共有したので、(左ウイングの伊東)純也くんが中でのぞいてくれて、何度かいいパスも入っていた。そこからもう一つどう崩していくかがチームとして課題になったけど、前回よりは入る回数が多かった」。ビルドアップの段階で停滞しがちだったウルグアイ戦を経て、一定の手応えを得たようだ。

(取材・文 竹内達也)

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