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先発総入れ替えのU-19日本代表、U-22パナマに完封負けでモーリスレベロT連勝ならず

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[6.10 モーリスレベロトーナメント第1節 U-19日本 0-2 U-22パナマ]

 U-19日本代表は10日、フランスで行われているモーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会)のグループリーグ第2戦でU-22パナマ代表と対戦し、0-2で敗れた。ここまで1勝1敗の日本は13日にグループリーグ最終節でコートジボワールと対戦する。

 7日の大会初戦ではU-20モロッコ代表に2-1で逆転勝利し、連勝を期して臨む第2戦。日本は先発11人全員を入れ替え、17〜18歳の年少世代の選手が中心となった。

 GK小林将天(FC東京 U-18)がゴールを守り、4バックは左からDF永田滉太朗(横浜FCユース)、DF喜多壱也(京都U-18)、DF畑野優真(横浜FMユース)、DF本間ジャスティン(神戸U-18)。MF林奏太朗(鳥栖U-18)とMF秋山虎之亮(湘南U-18)がダブルボランチを組み、サイドハーフは左にMF鈴木陽人(名古屋U-18)、右にMF早川隼平(浦和ユース)。2トップはFW行友翔哉(愛媛)とFW石井久継(湘南U-18)が組んだ。

 試合は前半立ち上がりに石井が果敢なドリブル突破からゴール正面でファウルを獲得するも、変化をつけたFKから行友がシュートを狙うも大きく枠外。その後は22歳以下でフィジカル優位のパナマを相手に何度も攻め込まれ、永田のゴールカバー、小林のシュートをストップでなんとか失点を防ぐ場面が続いた。

 それでも徐々に主導権を取り戻していくと、前半39分には高い位置に攻め込んでいた本間がロングフィードを頭で落とし、第1戦で決勝点の石井が惜しいボレーシュート。同43分には行友がドリブル突破からの左足シュートでGKを強襲すると、アディショナルタイムにも可能性を感じるミドルシュートを放ち、良い流れでハーフタイムを迎えた。

 ところが後半は再び相手のフィジカル攻勢に押し込まれる形が続くと、同15分にはまさかのミスから危機に陥る。喜多のバックパスを受けたGK小林が右足でボールを止めようとしたが、荒れたピッチで跳ね上がったボールに対応できず、トラップが流れてボールを後逸。小林はなんとか戻り、ゴールライン上で蹴り出したが、痛恨のオウンゴールになりかねないシーンだった。

 日本は後半19分、秋山と行友を下げてMF神田拓人(尚志高)とFW内野航太郎(筑波大)を投入。同21分には鈴木からのスルーパスに抜け出した石井がまたもゴール正面で倒され、FKを獲得した。このプレーでは鈴木がパスを出した直後、相手の悪質なタックルを受けており、左足首を痛めて担架で運び出された。

 このタイミングで林も交代し、MF徳永涼(筑波大)とFW小池直矢(法政大)を投入。第1戦の先発メンバーが次々にフィールドに入った。それでも後半30分、日本は本間の裏を突かれて右サイドの侵入を許すと、喜多と畑野のCBコンビが止めきれず、クロスボールをFWアンヘル・オレリエンに決められ、先制点を献上した。

 日本は後半33分、石井に代わってFW塩貝健人(慶應義塾大)を投入。交代カードを使い切った。その後はパナマが5バック気味に守備ブロックを組んできた中、ゴールが遠く、同アディショナルタイム7分にカウンターから失点。そのままタイムアップを迎え、グループリーグ第2戦は完封負けに終わった。

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