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「どれくらい成長しているのか、確かめられる試合に」カタール移籍の谷口彰悟はA代表で成長の証示す

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DF谷口彰悟(アルラーヤン)

 カタールW杯以来のA代表招集となった。DF谷口彰悟(アルラーヤン)は12日の合宿初日を終え、「いつ呼ばれても、誇り高い仕事と改めて感じた。このエンブレムを着けてプレーする以上は、日本の代表としてプライドを持って、しっかりとしたプレーをしていきたい」と語った。

 カタールW杯ではグループリーグ第3戦のスペイン戦、決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦でフル出場した。大会後は初の海外挑戦で、W杯の舞台でもあったカタールへ。新天地に渡ったこともあり、3月の新体制発足時にはメンバー入りをしていなかった。

 ひさびさの招集で、森保一監督からは守備の安定について期待を寄せられたという。「求められることにきちんと応えつつ、それ以上のものを見せたいという気持ちももちろんある。そういった気持ちで臨んでいきたい」。3月シリーズではウルグアイに1-1、コロンビアに1-2と敗戦。無失点に抑えて、新体制初白星を狙うつもりだ。

 新天地ではここまでリーグ戦15試合に出場している。手探りの海外挑戦の中、「パワーの使いどころとかそういったところは、違う環境に行ったことで、より自分らしさってなんだろうとか、色々考えることも増えた」。その末の成長はまだ確信は持てていないという。だからこそ、今回の2試合で見せつける。「代表としてまたプレーする中で、自分がどういうプレーができるのか。客観的に楽しみな部分でもある。どれぐらい成長しているんだろうと、確かめられる試合のひとつに」と自信をのぞかせながら意気込みを口にした。

(取材・文 石川祐介)

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