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前回途中離脱も森保J新戦術に自信あり…前田大然「マリノスとセルティックでやっていたので」

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FW前田大然(セルティック)

 カタールW杯でエースストライカーの役目を担った日本代表FW前田大然(セルティック)にとって、今回の活動が事実上の第2次森保ジャパン初陣となる。3月シリーズは所属クラブで痛めた左膝の状態に配慮し、全体練習に参加することなく途中離脱。「前回ので少なからず刺激を受けて帰れた。怪我で練習はできなかったけどいい経験になったので、この舞台で悔しさのぶんも出せれば」と意気込みを語った。

 所属先のセルティックでは公式戦49試合11ゴールの活躍で国内3冠に貢献。「タイトルとを取るのはどこにいても簡単なことじゃない。しっかりと取れたのは1年間ハードワークして戦った成果。素晴らしいこと」。カタールW杯での得点も含め、充実したシーズンを過ごした。

 セルティックでは現在、左ウイングのポジションで定位置を獲得。「W杯が終わってから自分自身少し変わった印象がある。それをこの代表の場で見せられれば」というモチベーション面での変化も含め、「自信を持っていてもこの場でやれないと意味がない。しっかりと自分のプレーを出せれば」と新たな一面を代表チームに落とし込んでいく構えだ。

 チームは合宿2日目のこの日、ミニコートで11対11のミニゲームを行っていたが、前田は控え組とみられるチームの左ウイングを担当。合宿初日の6対6では前線中央を担っていたため、これまでどおりに柔軟な起用が見込まれるものの、所属先で親しんだポジションでピッチに立つ可能性もありそうだ。

 チームは3月シリーズからSBが中央でビルドアップに関わる戦術をテスト中。「SBが内側に入るのはマリノスとセルティックでやっていたので、やりにくさはないどころかそっちのほうがいい。やりやすさを感じられると思う」。前向きに受け止めた前田は「チームで言われているのは相手の逆を取ること。相手をしっかり見て逆を取れればフリーでボールをもらえる。そこが重要だと思う」と適応に自信をのぞかせた。

(取材・文 竹内達也)

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