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A代表初招集の森下龍矢が先発デビューへ、練習で「異次元の速さを感じた」相手とは…

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日本代表DF森下龍矢

 日本代表初招集のDF森下龍矢(名古屋)が“本拠地”豊田スタジアムで先発デビューを果たすことが濃厚になった。15日のエルサルバドル戦に向けた前日会見で森保一監督は「昨日の練習からの流れで戦術的なところもメンバーも準備していきたい」と明言。前日13日の練習で主力組の左サイドバックに入っていた森下にさっそくチャンスが訪れそうだ。

「最後の最後まで分からないけど、自分が出たときは最高のプレーができるように一生懸命やるだけだと思う」。豊田スタジアムでの公式練習を終えた森下は「前日練習をしたけど、ホームだな、自分の家だなという感覚があった。明日は自然体で入れると思う」と目を輝かせ、「明日は初めてなので。思い切り自分の良さを出していきたい」と意気込んだ。

 左サイドで縦関係を組むのは同い年のMF三笘薫。19年にナポリで行われたユニバーシアード競技大会でともにプレーし、「ユニバーシアード以来になるので4年ぶりだけど、彼のことはずっと見ているし、どういう選手かも分かっているつもり。お互いの良いところを出せれば」という関係性だ。

 同年のユニバには当時明治大の森下、筑波大の三笘だけでなく、法政大のFW上田綺世、順天堂大のMF旗手怜央も出場。エルサルバドル戦はその4人がそろって先発することになりそうで、「そこまで意識することはないけど、最初から関係性を構築するのではなく、ある程度出来上がった中でできるのはプラスになる」と連係面にも不安はない。

 初招集のA代表は刺激の毎日だ。特に練習の中でマッチアップすることが多かったMF伊東純也については「対峙したときに異次元の速さを感じた」と驚嘆。「付いていく能力を上げていくのか、やり方を変えるのかは僕の選択になるけど、いい刺激をもらえている」と充実の表情だった。

(取材・文 西山紘平)

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