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A代表デビューの森下龍矢が守備で感じた”世界基準”「一歩なのか、一秒なのか…」

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先発でA代表デビューを果たしたDF森下龍矢

[6.15 キリンチャレンジ杯 日本6-0エルサルバドル 豊田ス]

 “本拠地”の豊田スタジアムでA代表デビューを飾った。日本代表に初招集されたDF森下龍矢(名古屋)が左サイドバックでフル出場。慣れ親しんだスタジアムで大きな一歩を踏み出した。

 19年のユニバーシアード競技大会で全日本大学選抜の一員として一緒にプレーしたMF三笘薫、MF旗手怜央らとのコンビネーションで左サイドを駆け上がり、積極的な攻撃参加を見せた。しかし、最後の質で結果に結び付けることはできず、守備では身体能力の高い相手に対し、後手を踏むシーンもあった。
  
「フル出場したけど、まだまだというのが正直なところ」。デビューの喜びと同時に悔しさをのぞかせた森下は「一歩なのか、一秒なのか、距離が遠くてアフターで行くことが多かった。そこはジャストで行く距離を自分で探さないといけない。そこは初めて学ぶことができた」と、代表戦だからこそ得られる新たな課題も見つかったようだ。

 20日のペルー戦(パナスタ)まで中4日。連係面も含めて改善していく時間はある。「何回の練習より、1回の試合がどれだけ大事かというのを改めて学べた。今日のプレーをベースに、いろいろ話し合っていきたい」と大きな刺激を受けていた。

(取材・文 西山紘平)

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