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代表定着へ結果にこだわる旗手怜央「求められているのはゴール前に顔を出すこと」

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日本代表MF旗手怜央

 国際Aマッチ2試合目の出場で初めてのフル出場となった15日のエルサルバドル戦(○6-0)を終え、改めて得点に直結するプレーの必要性を説いた。日本代表MF旗手怜央(セルティック)は代表定着に向け、「目に見える結果がアピールにつながるし、ゴールやアシストが必要」と強調した。

 4-1-4-1の左インサイドハーフでフル出場したエルサルバドル戦は鋭いパスでチャンスメイクし、強烈なミドルシュートも放ったが、得点に絡むことはできなかった。特に前半は右インサイドハーフのMF堂安律が高い位置を取り、旗手がバランスを取る場面も多かった。

「ポジション的にチームに貢献しないといけない部分もあるし、アピールしないといけない部分もある。そこはしっかり整理しないといけない。今、求められているのはゴール前に顔を出すこと。ボールを持っているときもそうだし、ボールを持ってないときにクロスのタイミングでゴール前に入ることにもこだわっていきたい」

 左サイドハーフで先発したMF三笘薫は川崎Fに同期入団した元チームメイトであり、大学選抜や年代別の代表でもともに戦ってきた盟友だ。「(三笘)薫は今の代表を引っ張る存在だけど、引っ張ってもらうだけでなく、対等でいられるようにしたい。テレビで試合を見ていて刺激にもなるし、一緒にプレーして彼の良さも感じた。僕も吸収して自分の成長につなげたい」。

 右インサイドハーフの堂安と右サイドハーフのMF久保建英の関係について「タケ(久保)と(堂安)律で外に行ったり、中に入ったり、スムーズにできていた。そこは参考にしたいし、ボールの持ち方とかも勉強になる」と指摘。代表デビューとなった昨年3月29日のW杯アジア最終予選・ベトナム戦以来、約1年3か月ぶりのピッチでさまざまなチームメイトから刺激を受けたようだった。

(取材・文 西山紘平)

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