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久保建英、韓国の“友達”削ったペルーを警戒「言い方は悪いけど荒いというか…」

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日本代表MF久保建英(ソシエダ)

 日本代表MF久保建英(ソシエダ)が17日、大阪府内でのトレーニング後に報道陣の取材に応じ、20日にキリンチャレンジカップで対戦するペルー代表の印象を語った。チームでは17日のエルサルバドル戦を振り返ったのみで、相手の分析に関するミーティングは行っていないそうだが、久保は個人的にハイライトに目を通していたという。

 久保がハイライトを見たのは16日に行われ、ペルーが1-0で勝利した韓国戦。かつてマジョルカで同僚だったMFイ・ガンインが出場したためチェックしたという。「イ・ガンイン選手とか友達が出ていたので、ちょっとハイライトで見たけど、言い方は悪いけど荒いというか、何回も彼が削られるシーンがあった」と振り返った久保は「一か八かのディフェンスというか、いい意味で言えば気迫のこもったディフェンスをしてくる」と印象を語った。

 またペルー戦に臨むにあたっては「僕らからしたら球離れの良さを気をつけないといけない。そこで狩られて、仮にファウルじゃなければショートカウンターになる。韓国も持ち込まれてペナ内まで運ばれるシーンがあった」と注意点を指摘。「今回は連係連動も大事になってくる。個人で剥がしてもアフターでいらないファウルをもらってしまう怖さもあった」とも述べ、崩していくためには周囲との連係連動がテーマになると展望した。

 エルサルバドル戦では前半早々に退場者を出した相手を攻め立て、1ゴール2アシストの活躍を見せた久保。「最初に退場者が出て、自分のプレーも評価しにくいこともあると思う」冷静に述べつつも、「僕たちのやる気というか入りがすごく良かったのは事実なので、そういったところは次の試合もあれくらいの入りができればベストだと思う」と良さを活かしていく構えだ。

 また久保個人にとってはA代表の同一期間の活動では自身初となる2試合連続の先発、そして2試合連続ゴールにも期待がかかる一戦。「僕はすごくコンディションがいいので期待してもらって構わない」と力を込めた。

 さらに久保は“鬼門突破”も宣言した。パナソニックスタジアム吹田での日本代表戦は19年11月のベネズエラ戦(●1-4)以降、アジア2次予選での格下相手の勝利を除けば、21年9月の最終予選オマーン戦(●0-1)、昨年6月のキリン杯チュニジア戦(●0-3)と苦戦中。「残りシーズン、僕はあと1試合。特に海外組の選手はラスト1試合、みんないい終わり方ができたらと思っている。このスタジアムは代表戦はあまりいい印象はないけど、そういうところも払拭できるように頑張りたい」と意欲を見せた。

(取材・文 竹内達也)

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