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古橋・鎌田・伊東らと先発へ…“攻撃的”4-1-4-1に三笘薫「よりアジアでも脅威になる」

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日本代表MF三笘薫

 第2次森保ジャパン4試合連続の先発出場が濃厚だ。日本代表MF三笘薫(ブライトン)は18日に行われた11人対11人のゲーム形式練習で主力組の左サイドハーフでプレー。前半のみのプレーだった15日のエルサルバドル戦(○6-0)に続き、20日のペルー戦(パナスタ)も先発でピッチに立ちそうだ。

 ペルー戦がこの日の練習どおりのスタメンになるなら、第2次森保ジャパン始動後、4試合連続で先発するのは三笘、DF板倉滉、DF菅原由勢の3人のみ。三笘は「クラブでの活動がより代表に生きるし、そこでの結果や、シーズンを終えたときの状態で判断されていると思う。そこはうれしい限りだけど、1試合で変わるものだし、毎試合毎試合の結果で判断されると思う」と表情を引き締める。

 システムもエルサルバドル戦に続いて4-1-4-1でスタートしそうだが、「相手(ペルー)が積極的に守備に来ると思うし、そこをはがせるか。前回は相手が10人で参考にならなかったので、次は違う面が見られるかなと思う」と指摘。エルサルバドル戦は開始3分で相手が退場者を出したこともあり、チームとしての連係連動を改めて確認したい一戦になる。

 ペルーについては「守備でボールに強く来る。南米らしさがあるし、守備から入ることを意識しているチームだと思う」と印象を語り、「局面局面のバトルで負けないこと。後ろからタックルも狙ってくるし、そこをいなせるか」と強調した。

 エルサルバドル戦は1トップにFW上田綺世が入り、2列目は左から三笘、MF旗手怜央、MF堂安律、MF久保建英という並びだった。この日の練習では1トップがFW古橋亨梧で、2列目は左から三笘、旗手、MF鎌田大地、MF伊東純也。左サイドバックもエルサルバドル戦のDF森下龍矢ではなく、DF伊藤洋輝が入った。

「前に絡むのが好きな選手が多いので、インサイドハーフも関わってサイドで数的優位をつくることが大事」。これまでの4-2-3-1よりも攻撃に重心がかかったメンバー構成であるのは間違いなく、「前に人数をかける分、崩し切って2次攻撃、3次攻撃ができれば、よりアジアでも脅威になると思う」と、今後のW杯アジア予選やアジア杯も見据えながらのテストになる。

 1トップに入る古橋については「ポストプレーより裏への抜け出しが強いタイプ。自分がフリーで受けて、より見てあげることが大事だし、自分が意識することで動きやすくもなると思う。顔を上げる重要性、フリーで前を向く重要性がより高くなる」と、その動き出しを見逃さず、一発のラストパスを通すイメージも膨らませた。

 さらに「(伊藤)洋輝が後ろにいるので、前に来るよりもバランスを取ってケアしてくれる。左足が得意なので、(自分の)ランニングも増えると思うし、逆サイドの鎌田選手が散らしてくれる。そこも考えたい」と、練習の中からさまざまなコンビネーションにもトライしているようだ。

(取材・文 西山紘平)

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