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新キャプテンとしての“初陣”白星に笑顔の遠藤航「勝ちにこだわり、それを達成できた」

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日本代表MF遠藤航

[6.20 キリンチャレンジ杯 日本 4-1 ペルー パナスタ]

 1失点はしたものの、全体的にはチーム戦術の中で選手個々の良さを十分に発揮した。正式に日本代表の新キャプテンに就任してから最初の出番となった試合で4-1の快勝スタートを切ったMF遠藤航(シュツットガルト)は「とりあえず勝って良かったです」と笑顔を見せた。

 良かった点はいくつもあるが、遠藤が真っ先に挙げたのは守備だ。「ペルーは長いボールを入れて事故を起こしてからのセカンドを狙っていた。間延びすると分が悪いイメージがあったので、コンパクトに4-4-2のブロックを敷きながら、サイドにいる速い選手を生かしながらやった」と胸を張った。

 ペルーの強度は高く、とりわけ中盤は激しい潰し合いにもなったが、「南米のチームは1対1や球際が強いが、不安のあるところ(を守るの)が自分の仕事。真ん中でプレーしているなら最低限見せなければいけないところはできたと思うし、そのうえで守備のオーガナイズやポジショニングもうまくやったつもり」と自己評価した。

 前半22分にはシュツットガルトの同僚であるDF伊藤洋輝がアタッキングサードへ侵入していくのを見ながら、タイミングよくパス。伊藤洋が豪快なミドルシュートを決め、「入る雰囲気があった」と仲間を称えた。

 3月シリーズはウルグアイとコロンビアに1分1敗だったが、6月シリーズはエルサルバドルとペルーを相手に2連勝を飾った。

「勝ちにこだわるのはすごく大事だったと思うし、それが達成できたのは良かった。競争が激しくなる中で、だれが出ても同じ質でやれるだけのチームが今はあると思っている。いい競争の中でチーム力を上げていければいいと思う」と先を見据えた。

(取材・文 矢内由美子)

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