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「楽しいだけではFWはダメ」1トップで先発の古橋亨梧は伊東純也のクロスに合わせたヘディングを反省

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日本代表FW古橋亨梧

[6.20 キリンチャレンジ杯 日本 4-1 ペルー パナスタ]

 両サイドからのクロスに絶妙なタイミングで飛び込み、ビッグチャンスをつくった。1トップで先発した日本代表FW古橋亨梧(セルティック)は前半13分、MF伊東純也のアーリークロスに頭で合わせたが、ゴール左へ。「タイミングは合っていたので、あとは僕のテクニック。ヘディングをサイドに流しすぎた。もう少し当てれば良かった」と悔しがった。

 右サイドで先発した伊東は「試合前にも自分から『GKとDFの間に速いボールを入れるよ』と話していた」と明かし、前半13分のシーンも「触れば入るようなのを狙っていた。(古橋)亨梧なら決めれたと思うし、亨梧も『決めれた』と言っていた」と、まさに狙いどおりのクロスだった。

 前半23分にも伊東からのグラウンダーのクロスに古橋が走り込んだが、わずかに間に合わず。同31分には左サイドのMF三笘薫からの折り返しを受けたが、シュートは打ち切れなかった。

「両サイドが個で仕掛けられるので」と、ゴール前で何度も動き直し、仕留めるワンチャンスをうかがっていた。スピード感のある速攻で何度も惜しい場面を迎えたが、ゴールという結果にはつながらなかった。

「カウンターからいい形で攻撃できていたと思うし、やっていて楽しかったけど、楽しいだけではFWはダメ。結果としてたくさんチャンスがある中で決められなかった。そういう部分を鍛えていきたい」

 無念の落選となったカタールW杯から約半年。第2次森保ジャパン初陣となった3月も招集されず、今回が昨年9月以来の代表復帰だった。15日のエルサルバドル戦(○6-0)は後半20分から1トップで途中出場し、1ゴール。2試合合計86分間のプレーを終えた古橋は「もっともっとみんなとやりたい欲が出る」と改めて代表への思いを口にすると、「そこを胸に閉まって、また頑張りたい」と、9月の欧州遠征まで再びクラブチームでのプレーに集中する。

(取材・文 西山紘平)

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