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A代表で2年ぶりフル出場も決め切れず…FW古橋亨梧「また呼んでもらえるように頑張れたら」

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タイムアップ直後、落胆するFW古橋亨梧(セルティック)

[9.12 キリンチャレンジ杯 日本 4-2 トルコ ゲンク]

 日本代表FW古橋亨梧(セルティック)はA代表初先発となった2021年6月7日のカタールW杯2次予選タジキスタン戦以来、2年ぶりに90分間のプレータイムをフルに与えられたが、チャンスをゴールにつなげることはできなかった。

 タイムアップの笛が鳴った直後、勝利という結果とは裏腹に落胆した様子で膝に手をついた。前半20分、MF久保建英のスルーパスを足元で呼び込むも、左足シュートはゴールマウスの左外。後半18分にはFW前田大然からの折り返しにワンタッチで合わせたが、ボールは無情にも右ポストを叩いた。

「ボールを持った時に動き出しをしたら見てくれる感覚はちょっとずつできた。その中で決め切るところ。前半もタケからすごくいいパスが来たし、後半も大然から良いセンタリングが来た中で、ちょっとのところだと思う。そこを作り出せているのはみんなのおかげなのでこれからも頑張っていきたい」

 セルティックでは昨季、リーグ戦27得点で得点王を受賞。カタールW杯は無念の落選に終わったが、A代表でもその得点力が開花すれば大きな武器になるのは言うまでもない。

 代表活動は10月にも控えており、11月には北中米W杯予選、来年1月にはアジア杯も始まる。「ドイツ戦もそうだし、今日もそうだし、本当にいい相手とやれる中で、僕たちはどんどん進化していかないといけないと思っていた中で選んでもらえて、何かを還元できたらなと思ってプレーしていた」と今回の欧州遠征へ思いを振り返りつつ、「いつ呼ばれてもいいように準備もしていた。今日は90分間プレーできたし、使ってくれて感謝。次に向けてまた呼んでもらえるように頑張れたらと思う」とまずは所属クラブでの活躍を誓った。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア2次予選特集ページ
竹内達也
Text by 竹内達也

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