どんなポジションでも最善の準備をするだけだ。13日のカナダ戦(○4-1)で出場機会のなかった日本代表MF守田英正(スポルティング)は中3日で迎える17日のチュニジア戦(ノエスタ)での先発が濃厚。ただ、そのポジションは4-2-3-1のダブルボランチ、4-1-4-1のアンカーまたはインサイドハーフとさまざまな可能性がありそうだ。

　ダブルボランチあるいはインサイドハーフなら「だれと組むかによってというところは常々考えている。特徴は分かっているし、組む相手によって変えていきながらやっていきたい」と指摘。カナダ戦に途中出場したMF伊藤敦樹、MF川辺駿と組む可能性もあるが、「2人とも攻撃の方が好きなタイプ。僕も攻撃したいけど、彼らにバランスを取らせるよりは自分が取った方がチームも回ると思うし、それは僕の特徴でもある。自由に攻撃してもらえれば」とイメージしている。

　一方、カナダ戦に先発したMF遠藤航に代わってアンカーに入る可能性もある。「最近やっていないし、アンカーは難しいなと思う」と率直な思いも口にしたが、「アンカーに何を求めるか。守備に厚みを出すために壁のようになるタイプか、ビルドアップでさばくタイプか。何を求められるかにもよる」と、求められる役割に応じて柔軟にプレーするつもりだ。「アンカーは心臓というか、アンカー次第でチームも変わる。アンカーが先にポジションに立たないといけないと思うし、自分がアンカーに入ったら的確なプレーを選択したい」と話した。

(取材・文　西山紘平)

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