beacon

A・デイビスとのマッチアップを「基準」にする毎熊晟矢「なかなかJリーグでは味わえない速さだった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表DF毎熊晟矢

 世界トップレベルのサイドプレイヤーとのマッチアップをあらためて振り返った。日本代表DF毎熊晟矢(C大阪)は13日のカナダ戦(○4-1)で対峙したDFアルフォンソ・デイビス(バイエルン)について「なかなかJリーグでは味わえない速さだった」と指摘した。

 3-5-2の左ウイングバックに入ったデイビスに対し、「前半の最初は(伊東純也と)どっちが付くか曖昧になったので、自分が出て伊東純也選手には前に行ってもらうように話した」と徐々に対応していったが、そのマッチアップは貴重な経験になった。

「速さの質も違って、初速というか、ボールが入る前からいい距離感でいかないと簡単に外される。同じチームでやったことのある外国籍選手と比べても(スピードの)伸びや質が違うなと思った」

 9月の欧州遠征でA代表に初招集された毎熊は9月12日のトルコ戦(○4-2)で先発デビューし、積極的な攻撃参加からいきなりアシストも記録した。カナダ戦は2試合連続の先発だったが、「デイビス選手の速さはトルコ戦では味わえなかった。これが基準になるんだなと思った」と大きな刺激を受けた。

 デイビスへの対応に追われ、攻撃でもなかなか良さを出せなかった反省がある。「攻撃が自分の特徴なのに、なかなか絡めず、回数も少なかった。前に進入する回数も増やしていきたい」とさらなる成長を誓った。

(取材・文 西山紘平)

●北中米W杯アジア2次予選特集ページ
西山紘平
Text by 西山紘平

TOP