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神戸入りした森保J、初招集FW奥抜侃志がチーム合流! 中村敬斗は依然欠席で左ウイング起用が争点に

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松本良一フィジカルコーチとFW奥抜侃志(ニュルンベルク)

 日本代表は15日、キリンチャレンジカップ・チュニジア戦(17日)に向け、試合会場のノエビアスタジアム神戸でトレーニングを行った。チーム合流初日の11日から体調不良で静養していた初招集のFW奥抜侃志(ニュルンベルク)も15日午前に神戸入りし、松本良一フィジカルコーチとともに個人練習をスタートさせた。

 大宮アルディージャ出身で現在24歳の奥抜は、昨季ポーランドのグールニク・ザブジェで武者修行し、今季からニュルンベルク(ドイツ2部)に完全移籍したウインガー。体調不良で招集を辞退したMF三笘薫(ブライトン)に代わって追加招集でA代表初選出を果たしたが、合流初日の11日から発熱や倦怠感で静養しており、この日が初のトレーニング参加となった。

 チームは13日に新潟市のデンカビッグスワンスタジアムでMIZUHO BLUE DREAM MATCH・カナダ戦(○4-1)を戦った後、14日午後にも新潟で調整。同日夕に神戸入りし、この日が神戸での最初のトレーニングにあたる。カナダ戦で左足首を負傷したFW中村敬斗(スタッド・ランス)は宿舎で治療中のため、練習を欠席。奥抜はチームに先駆けてピッチに姿を見せ、松本フィジカルコーチとともにランニングしていた。その後の全体練習には加わらなかった。

 全体練習には招集された26人のうち、腰の張りがあるため前日14日の練習前にチームを離脱したDF伊藤洋輝(シュツットガルト)、中村、奥抜を除く23人が参加。冒頭約30分間が報道陣に公開され、ボール回しなどのウォーミングアップや、スローインを起点とするパス練習・クリア練習に取り組んだ。14日の練習は一部別メニューだったDF板倉滉(ボルシアMG)も参加。その後は非公開練習に移り、チュニジア戦を想定した戦術的なトレーニングに着手したとみられる。

 チュニジア戦では中村の欠場が決定的。奥抜のコンディションも不透明なため、本職不在の左ウイングの起用が争点となる。現状ではカナダ戦で途中出場したMF旗手怜央(セルティック)、第1次森保ジャパンで同ポジションを担っていたMF南野拓実(モナコ)が先発の有力候補。奥抜は途中出場でのA代表デビューを目指す形となりそうだ。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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