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A代表招集の細谷は不在…U-22日本代表・大岩監督は小田裕太郎と福田師王に期待「細谷に代わるプレーをしてもらおうとは思っていない」

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大岩剛監督

 U-22日本代表の大岩剛監督は17日、U-22アルゼンチン代表戦の前日会見に出席した。主力のFW細谷真大(柏)がA代表に追加招集されたことでFW登録の選手は3人に絞られており、指揮官がその起用方法をほのめかした。

 細谷の離脱に伴い、U-22日本代表に追加招集されたのはFW植中朝日(横浜FM)だ。クラブではFWアンデルソン・ロペスと縦関係で2トップを組むストライカーだが、合宿中に行われた11対11では左のインサイドハーフを務めていた。大岩監督も、細谷離脱で1トップとして名前を挙げたのはFW小田裕太郎(ハーツ)とFW福田師王(ボルシアMG)だった。

 大岩監督体制では右ウイングでの起用が多い小田だが、指揮官は「いろんなポジションでプレーできる強みがある」と評価。「小田はこのグループでも得点を奪っている。攻守におけるタスクは理解している」と信頼を寄せる。「細谷に代わるプレーをしてもらおうとは思っていない。彼の特長を出した上で得点を取っていきたい」と語った。

 福田は今回が大岩監督体制で初招集。しかし大岩監督自身がU-18日本代表チームを指導していたころから目をかけており、9日のメンバー発表会見でも「われわれのグループに入れると期待を持って今回の参加を要請した」と語っていた。前日会見では「ゴール前での仕事に長けている。グループのタスクを意識させながら、そういうところを出せるような状況を、チームとしての狙いを明確にしてチャンスを与えてあげたい」と福田のポテンシャルを生かす術を説く。新米ストライカーのデビューを整える意思を垣間見せていた。

(取材・文 石川祐介)
石川祐介
Text by 石川祐介

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