広島MF川村拓夢が“半年越し”A代表デビューで初ゴール! ベンチスタートに悔しさも「時間は必ずあると思っていた」
[1.1 TOYO TIRES CUP 日本 5-0 タイ 国立]
6か月越しのA代表デビューで結果を出した。日本代表MF川村拓夢(広島)は後半34分、ボランチの一角で途中出場すると、同37分にDF菅原由勢のクロスに反応。1度目のヘディングシュートは相手GKに阻まれたが、跳ね返りを再び頭で合わせてねじ込み、記念すべきA代表初ゴールを記録した。
ボランチを本職とする川村だが、ペナルティエリア内まで攻め上がるのは強みとしてきたプレー。「名波さん、森保さんに強く言われた部分でもあった。その中で(佐野)海舟がバランスを取ってくれたので僕は思い切り攻撃に入っていくことができた」。チームからもその能力が評価されており、前に出ることに迷いはなかった。
フィニッシュのシーンでは落下点を逃さないポジショニングセンスも発揮。「由勢がポケットに入ってくれて、そこに来るだろうなという感覚があった。一発目で決められればベストだったけど、なんとか決め切れてよかった」と喜びを口にした。
この日は初招集の3選手が先発に名を連ねており、突きつけられた序列への悔しさもぶつけた。「スタートで出られない悔しさはあったし、その中で少ない時間は必ずあると思っていた。そのチャンスを必ず掴もうと思っていた」。投入からわずか4分後、短い時間でも結果を出せるところをアピールした。
昨年6月には親善試合に臨む国内合宿でA代表に初招集されたが、練習参加は初日のみ。以降は体調不良で途中離脱し、代表入りのチャンスを一度逃していた。その後は悔しさで代表戦を見られない時期もあったという川村。その半年後、挫折を乗り越えた先のゴールにはより一層の感慨があった。
「6月は離脱して、いろんな人が応援してくれた中でピッチに立つことができなかった。すごく嬉しかったし、最後に一周している時もそうだけど、広島からもたくさんのサポーターが来てくれていたので、その人たちのためにもゴールを取れたことがすごくよかった」。苦しい時期を支えてくれた人々への感謝のゴールとなった。
(取材・文 竹内達也)
●AFCアジアカップ2023特集
6か月越しのA代表デビューで結果を出した。日本代表MF川村拓夢(広島)は後半34分、ボランチの一角で途中出場すると、同37分にDF菅原由勢のクロスに反応。1度目のヘディングシュートは相手GKに阻まれたが、跳ね返りを再び頭で合わせてねじ込み、記念すべきA代表初ゴールを記録した。
ボランチを本職とする川村だが、ペナルティエリア内まで攻め上がるのは強みとしてきたプレー。「名波さん、森保さんに強く言われた部分でもあった。その中で(佐野)海舟がバランスを取ってくれたので僕は思い切り攻撃に入っていくことができた」。チームからもその能力が評価されており、前に出ることに迷いはなかった。
フィニッシュのシーンでは落下点を逃さないポジショニングセンスも発揮。「由勢がポケットに入ってくれて、そこに来るだろうなという感覚があった。一発目で決められればベストだったけど、なんとか決め切れてよかった」と喜びを口にした。
この日は初招集の3選手が先発に名を連ねており、突きつけられた序列への悔しさもぶつけた。「スタートで出られない悔しさはあったし、その中で少ない時間は必ずあると思っていた。そのチャンスを必ず掴もうと思っていた」。投入からわずか4分後、短い時間でも結果を出せるところをアピールした。
昨年6月には親善試合に臨む国内合宿でA代表に初招集されたが、練習参加は初日のみ。以降は体調不良で途中離脱し、代表入りのチャンスを一度逃していた。その後は悔しさで代表戦を見られない時期もあったという川村。その半年後、挫折を乗り越えた先のゴールにはより一層の感慨があった。
「6月は離脱して、いろんな人が応援してくれた中でピッチに立つことができなかった。すごく嬉しかったし、最後に一周している時もそうだけど、広島からもたくさんのサポーターが来てくれていたので、その人たちのためにもゴールを取れたことがすごくよかった」。苦しい時期を支えてくれた人々への感謝のゴールとなった。
(取材・文 竹内達也)
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