アジア杯グループリーグ第2戦・イラク戦を翌日に控えた18日、日本代表の森保一監督が公式会見に出席した。海外メディアからは初戦のベトナム戦(○4-2)を欠場したDF冨安健洋(アーセナル)に関する質問も出た。

「ベトナム戦はDFラインに安定感が欠けていたが、冨安は明日の試合でプレー可能なのか。もし明日もプレーできないなら、なぜ招集したのか」。イラクメディアからの挑発的な質問にも森保監督は冷静に応じた。

「ベトナム戦の我々の戦いで不安定さが見受けられたということであれば、皆さんの意見をお聞きしたいと思う。すべてがパーフェクトではなかったが、チームとして失点はしたものの、大きな破綻をきたすことなく、今後の大きな問題として不安定さがあったとは捉えていない」

　そう強調した指揮官はイラク戦に向け、「そのままのDFラインで出たとしても、冨安が出たとしても、チームとして直近の試合から次の試合に向けてさらに成長していくことを考えていきたい」と指摘。冨安の起用については明言を避けた。冨安はベトナム戦以降のトレーニングでフルメニューを消化しており、「すべてのトレーニングに復帰しているし、明日の試合もプレー可能ということを皆さんにお伝えしたい」と話すにとどめた。

(取材・文　西山紘平)

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