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“リフティング仲間”とイタリアンを堪能した細谷真大、束の間のリフレッシュで決勝Tに英気「得点にこだわる」

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日本代表FW細谷真大

 グループリーグ初戦のベトナム戦(○4-2)に先発して以降、出番のない日本代表FW細谷真大(柏)が決勝トーナメントに向けて「試合に出たいし、点を取りたい。勝利に貢献したい」とギラギラ感を見せた。

 決勝トーナメント1回戦で対戦するバーレーンについては、U-22日本代表として出場した昨年9月のAFC U-23アジア杯予選でU-22バーレーン代表と対戦しており、イメージはある。

 細谷はその試合に4-3-3のセンターフォワードとしてフル出場。チャンスを量産したがゴールを奪うことができず、0-0の引き分けに終わっており、「粘り強さがある。自分たちも決定機がある中、得点を取れなかったので、中の固さはあるのかなと思う」と印象を語った。

 ベトナム戦では、得意とするDFラインの裏抜けを狙ったが、ボールに絡む回数が少なく、無得点に終わった。良いタイミングでボールを受けられなかった理由について「タイミングが合わなかった」と反省。その後のトレーニングで「練習から合うようにコミュニケーションを取った。タイミングを逃さなければボールをもらえると思うので、そこが一番重要だと思う」と改善を図ってきた。

 出場機会を得るには何より練習でアピールすることが必要。それは細谷自身が一番分かっている。「得点にこだわってやりたいですし、ゴール前でも自分の良さを出せるように頑張りたい。ギラギラしている姿勢を出し続けないとダメだと思う」と決意を抱いている。

 チーム練習がオフだった25日には、全体練習前のリフティング仲間でもあるFW上田綺世、DF伊藤洋輝、DF毎熊晟矢と一緒にイタリアンを堪能してリフレッシュ。「美味しいご飯をいただきました」と笑みをこぼした。今合宿中、ストライカーの先輩である上田はグループリーグで3得点を決め、チーム得点王となっており、細谷も「自分も点を取りたいなと思う」と刺激を受けている。

 ベトナム戦から日にちが空いたため、宿舎では30分程度のランニングなど有酸素運動もこなし、コンディションを保っている細谷。ギラギラした思いを胸に、「チームの勝利に貢献できるような活躍をしたい」と意気込んだ。

(取材・文 矢内由美子)

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矢内由美子
Text by 矢内由美子

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