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三笘、伊東不在でサイド起用の可能性も…浅野拓磨「2人に代わる選手はいない」

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日本代表FW浅野拓磨

 合宿初日は室内で別調整だった日本代表FW浅野拓磨(ボーフム)は2日目のトレーニングから完全合流し、5対5のミニゲームなどで精力的に汗を流した。

 ベスト8敗退に終わったアジアカップは浅野自身、先発はグループリーグ第2戦のイラク戦(●1-2)のみ。決勝トーナメント1回戦のバーレーン戦(○3-1)、準々決勝のイラン戦(●1-2)は終盤の途中出場にとどまった。

「アジアカップは個人としても悔しさしか残っていないし、何もしていない」。不完全燃焼に終わった大会から1か月半。「悔しさが消化されることはないけど、次に向けてやるしかない」と前を向く。

 目の前の相手は北朝鮮だ。「日本に対して全身全霊、すべてを懸けて戦ってくる」。そう警戒したうえで、「その覚悟は今からしている。それに負けない心の準備が必要。どの相手もそういう思いは持っているけど、(北朝鮮は)それを超えてくる。そういう準備はしている」と強調した。

 MF伊東純也の招集を見送った今シリーズはMF三笘薫もケガで不在。両翼を欠く中で浅野がサイドで起用される可能性もある。「2人が日本にとって重要な選手であることはみんな分かっている。一人ひとりが違う特徴を持っているし、2人に代わる選手はいない」。同じプレーはできなくても、チームに貢献することはできる。「(2人以外にも)チームを勝たせられる選手は今のチームにいる。僕もどこでも出られる準備をしている」と、与えられたポジションでチームを勝利に導く決意を示した。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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