日本サッカー協会(JFA)は23日、東京都内のJFAハウスで定時評議委員会と臨時理事会を開き、元日本代表DFの宮本恒靖氏が第15代会長に就任することが正式に決まった。あわせて理事15人が選任された。

　JFA理事にはこれまで最大30人を選任していたが、理事会機能の重点を「監視・監督」と「政策決定」に置き、「業務執行」は専門委員会や各本部に権限移譲していくという目的で定数が最大15人に半減。これに伴い、留任する佐々木則夫女子委員長、扇谷健司審判委員長のほか、新任の影山雅永技術委員長は理事会から外れた。

　アルビレックス新潟レディースのFW川澄奈穂美(38)が新理事に就任し、現役の女子プロサッカー選手として初入閣。理事15人のうち6人は女性となった。

　新たな理事会の構成メンバーは以下のとおり。

会長:宮本恒靖(47)
副会長:岡田武史(67)
副会長:野々村芳和(51)/Jリーグチェアマン
副会長:西原一将(48)/鹿児島県サッカー協会会長
専務理事:湯川和之(56)
常務理事:高田春奈(46)/WEリーグチェア
常務理事:山口香(59)/筑波大教授、元柔道日本代表
理事:河瀬淳(62)/千葉県サッカー協会専務理事
理事:田中琢二(62)/同志社大客員教授
理事:西本強(50)/弁護士
理事:大岩真由美(51)/北海道サッカー協会副会長、元国際審判員
理事:小澤隆生(52)/Boost Capital代表取締役
理事:川澄奈穂美(38)/新潟L、元日本女子代表
理事:志済聡子(61)/中外製薬上席執行役員
理事:須藤実和(60)/プラネットプラン代表取締役、日本バレーボール協会副会長