beacon

みやぎバルセロナで香川とともにプレーの東先制弾!愛媛が8戦無敗の京都ストップ!

このエントリーをはてなブックマークに追加
[6.13 J2第19節 愛媛2-1京都 ニンスタ]

 13日、J2第19節11試合が行われ、11位の愛媛FCがホーム・ニンジニアスタジアム(愛媛)に3位の京都サンガF.C.を迎え撃った一戦は、MF東浩史とDF内田健太のゴールによって愛媛が2-1で勝利。4試合ぶりの白星を挙げた愛媛に対し、京都は9試合ぶりの敗戦となった。

 最近8試合を5勝3分だった京都は、前節2ゴールの19歳FW宮吉拓実と18歳FW久保裕也を2トップに配置する4-4-2システム。一方、今季8ゴールで得点ランキング4位のFW有田光希とDF園田拓也、そしてDFアライールの3選手が累積警告によって出場停止の愛媛も4-4-2システムで、岐阜と引き分けた前節から先発5人が入れ替わる布陣となった。

 0-0のまま後半へ突入した試合を動かしたのは、FCみやぎバルセロナ(宮城)時代に現日本代表MF香川真司とともにプレーしていた東だった。愛媛は後半9分、前線でくさびを受けたFW大山俊輔がDFを外して左後方から走りこんだFW石井謙伍へスルーパス。石井の左足シュートはGK水谷雄一に阻まれ、跳ね返りを押し込もうとした石井の連続の右足シュートは、いずれも京都SB黄大城が必死の守りでゴールラインを割らせない。それでも愛媛は、このこぼれ球を東が右足で押し込んで先制に成功した。香川の一学年先輩に当たる技巧派MF東は今季2得点目。このゴールがホームチームを勢いづけた。

 愛媛はさらに13分、相手DFのハンドによって右サイドPA角のやや外側でFKを獲得。これを内田が得意の左足で振りぬくと、外側から巻いてゴールを捉えたボールはそのまま左サイドネットへと突き刺さった。FKで今季初ゴールを決めた内田はヒーローインタビューで「本当にうれしい。その一言ですね。出場停止明けということ気持ちも入っていたし、首位争いしている相手だったので食ってやろうと思っていた」と上位撃破を喜んだ。

 3試合白星のなかったホームの愛媛は、序盤から京都を押し込んだ。内田のロングスローや開始5分で3本を奪ったCKからCB田森大己が決定的なヘディングシュートを放つなどチャンスをつくる。9分にも内田の左FKから田森が合わせたヘディングシュートがゴール右ポストをかすめた。

 対する京都は14分、宮吉からのスルーパスで抜け出した久保が左足を振りぬく。だが愛媛はGK秋元陽太が右手ワンハンドでストップ。京都はディフェンスラインの背後へボールを送って愛媛を揺さぶるが、田森ら愛媛の堅い守りを崩せない。逆に愛媛は右クロスに東が飛び込み、内田の強烈な左足FKや大山のスルーパスに走りこんだ右SB高杉亮太の決定的な右足シュートなど、京都ゴールを脅かし続けた。

 京都は前半45分に宮吉の右足ミドルがゴールを捉えたものの、再び秋元の好守に阻まれて前半を0-0で折り返すと、後半開始から久保に代えてFW原一樹を投入。今季、交代出場だけで5得点を挙げているストライカー起用で先制ゴールを目指したが、逆に2点を先取されてしまう。

 それでも後半23分にはMF中山博貴の縦パスで抜け出した原が右足シュート。そして36分には右サイドのスペースへこぼれたボールに反応した宮吉が、右足シュートをゴール左隅へ突き刺して1点差とする。さらに後半43分には交代出場のMF伊藤優汰の右クロスに原が頭から飛び込むなど波状攻撃を仕掛けた京都だったが、同点に追いつくことはできず。4月27日の大分戦(1-2)以来、9試合ぶりの敗戦を喫してしまった。

TOP