beacon

大前PKで先制も、清水はホームで鳥栖とドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加
[6.23 J1第15節 清水1-1鳥栖 アウスタ]

 6位清水エスパルスはホームで9位サガン鳥栖と対戦し、1-1で引き分けた。前半25分にFW大前元紀がPKを決めて先制するも、後半11分にFW池田圭のゴールで追いつかれると勝ち点1を分け合った。5戦勝ちなし(3分2敗)と勝ちきれない状況が続いている。一方の鳥栖は公式戦連敗を2でストップさせた。

 立ち上がりから清水が前線のFW高原直泰を的に攻めようとするも、なかなかボールはつながらない。トップ下に入ったFW河井陽介から効果的なパスを出すこともできず。大前やFW高木俊幸が攻め込むがシュートでは終われない。清水にとってはもどかしい時間が続いた。

 それでも前半25分にラッキーな形で先制点が生まれる。左クロスはDFにクリアされるも、MF村松大輔が頭でPA内へ弾き返す。これがDFキム・クナンの手に当たったとしてハンドの判定。PKを獲得した。キッカーを務めた大前の右足シュートはゴール左下へ吸い込まれ、清水が1-0と先制に成功。大前の5戦ぶりゴールでリードを奪い、前半を折り返す。

 しかし後半に入り、鳥栖が粘り強さをみせる。後半11分、右サイドを抜け出したDF丹羽竜平がロングボールを頭で落とし、前線へ走り込む。MF早坂良太からのリターンを受けた丹羽がマイナスの右クロス。DF平岡康裕が頭で跳ね返したボールをPA内左のFW池田圭が右足ダイレクトでシュート。鳥栖が1-1と同点に追いついた。

 振り出しに戻した鳥栖は勢いづく。後半8分にはMF金民友のパスからDF磯崎敬太が左サイドをオーバーラップ。ゴールライン際からの折り返しに池田が合わせるがDFにクリアされた。直後には得意のロングスローからチャンスを迎える。しかしMF藤田直之が右サイドから入れたボールはDFがクリア。追加点は奪えない。

 追いつかれた清水は後半16分に最初の交代カードを切る。高木に代わって、MF小野伸二を投入。この交代に伴い、河井が左サイドへ回った。その後はセットプレーからチャンスを迎えるも得点は生まれず。小野の左CKは平岡にわずかに届かなかった。同28分には高原に代わり、FWアレックスをピッチへ送るが流れは変わらない。同34分には村松に代わって、FW白崎凌兵が出場した。

 後半35分過ぎから清水が立て続けにチャンスメイク。ロングボールから、こぼれを拾ったアレックスのシュートはDFに阻まれる。同41分にはロングボールを小野が頭で落とし、アレックスがシュートを打つも決めることはできない。逆に鳥栖がカウンターから決定機。FW豊田陽平の右足シュートはGK林彰洋の好セーブに阻まれた。終了間際にも決定機を迎えた清水だったが鳥栖の守備は堅く。白熱の一戦は1-1のまま終了。勝ち点1を分け合った。

TOP