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最下位・町田がディミッチ弾で4位千葉を撃破!!104日ぶりの今季4勝目

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[8.12 J2第28節 千葉0-1町田 フクアリ]

 FC町田ゼルビアが104日ぶりの白星獲得!! 16戦勝ちなし(5分11敗)で最下位に沈む町田は敵地で4位ジェフユナイテッド千葉と対戦し、1-0で勝利した。後半5分にFWドラガン・ディミッチが決めたゴールを守り切ると完封勝利を果たした。最下位脱出はならないものの、今季4勝目を手にすると21位富山と勝ち点18で並んだ。一方の千葉はホーム2連戦を1分1敗で終え、6位へ後退した。

 試合後、町田のオズワルド・アルディレス監督は「大変難しいチームとの対戦、そして素晴らしいスタジアムでの試合だった」と振り返ると、「私たちはエクセレントなプレーをした。できることを精一杯やった結果」と4月30日の横浜FC戦(4-2)以来の勝利に安堵の表情を浮かべた。

 決勝点が生まれたのは後半5分だった。左サイドからのクロスがファーサイドへ流れる。これをFW平本一樹がダイレクトで折り返すと、ゴール正面のディミッチが右足で叩き込んだ。サイドからの崩しで先制に成功。これが決勝点となり、町田が勝利を収めた。

 この日は序盤からMF鈴木崇文を中心にチャンスをつくった。鈴木のパスから平本が頭で合わせるも枠を外れる。リードを奪ってからも、攻撃の手は緩めず。鈴木がPA内左で平本とのワンツーで仕掛け、積極的にシュートを放っていった。後半19分からは鈴木に代わって、F東京からの期限付き移籍を果たしたMF幸野志有人が出場。早くも“町田デビュー”を果たす。同26分にはディミッチに代えMF北井佑季。終了間際の45分にはMFコリン・マーシャルに代わり、MF庄司悦大を投入。守備陣も奮闘をみせると1点を守りきり、勝利を果たした。

 試合後、完封勝利を収めたGK修行智仁は「本当に苦しかったのでうれしい」とホッとした表情を浮かべながらも、「これが次につながるように。きょうはきょうで、この結果は勝ち点3以上にはならない。ここからまた頑張りたい」と意気込んだ。

 一方、敗れた千葉はこの敗戦で首位と勝ち点6差に開いてしまった。前半34分にはカウンターから決定機。FW米倉恒貴がGKとの1対1に持ち込むがシュートで終わることはできない。1点を追う後半16分には米倉とMF大塚翔平に代えて、FW深井正樹とFWリカルド・ロボを投入。その後は深井がドリブルで崩し、最後はロボがシュートを放つが、いずれも枠を外れた。最後までゴールが奪えずに零封負け。4戦1得点と得点力不足の状況は深刻だ。

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