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痛恨のオウンゴール…富山DF福田も自らのミスと悔やむ

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[9.23 J2第35節 町田3-2富山 町田]

 痛恨のオウンゴールだった。3連勝中と好調のカターレ富山は、この試合でも前半8分にMF加藤弘堅のゴールで幸先よく先制。この日もいけると思えた展開だっただけに、先制直後の同13分に自らのミスで許した失点をDF福田俊介は悔やんだ。

 前半13分、富山はサイド攻撃からFWドラガン・ディミッチにシュートを放たれる。Gk守田達弥が手に当て防ぎ、こぼれ球が福田の足元にこぼれる。だが大きくクリアをしにいったボールはGKに当たってしまい、そのままゴールネットに吸い込まれていった。

「大きく外に蹴りだそうとしたんですが…」と唇を噛んだ福田。「チームのみんなに迷惑をかけた。僕のミスですべて決まってしまった」とうつむいた。

 3連勝中は守備陣も安定し、無失点で切り抜けていた。「メンタル的に落ちたというのはなかった」と振り返ったが、その後チームは前への推進力を失っていった。

 最下位町田との直接対決に敗れた富山は、町田との勝ち点差を1まで縮められた。「下を向くのが一番よくない。そこは切り替えてやっていかなきゃいけないと思います」。前を向く福田だが、後半31分にイエローカードを貰ってしまい、次節は累積警告で出場停止となる。「いつものように練習から常に集中して、チームが勝てるように、僕は僕が出来ることを精一杯やりたいと思います」。

 19位の岐阜が湘南を下したため、岐阜との勝ち点差も4に広がった。ただまだ7試合が残っている。「まだ決まったわけではないので、一試合一試合大切に、勝ち点1でも積み重ねていかないといけない」。最後は自らに言い聞かせるように、必死に顔を上げていた。

(取材・文 児玉 幸洋)

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