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千葉が5戦ぶり白星、「久しぶりにジェフらしい試合ができた」

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[10.7 J2第37節 千葉2-0草津 フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉がザスパ草津に2-0で快勝し、5試合ぶりの白星を飾った。最近2試合はいずれも後半ロスタイムの失点で引き分けに終わっていたが、この日は前半20分、31分のゴールで2点のリードを奪うと、守備陣も最後まで集中力を切らさず、6試合ぶりの無失点。約1か月ぶりの勝ち点3を獲得し、順位も5位から4位に一つ上げた。

「いいゲームをしたと思う。攻撃でもボールをよく持てていたし、守備もしっかりできていた」。安堵の表情で試合を振り返った木山隆之監督は「残り試合が少なくなってきた中で、久しぶりにジェフらしい試合ができたのでよかった。これを続けていきたい」と手応えを口にした。

 千葉は前半20分、MF兵働昭弘からパスを受けたMF谷澤達也がドリブルで仕掛け、左足でシュート。GKが足でセーブしたこぼれ球をFW荒田智之が押し込んだ。3戦連発弾が先制点となった荒田は「みんながいいパスをくれたり、崩してくれたりして、ゴールが生まれている。みんなに感謝したい」とコメント。前半31分にはDF渡邊圭二の左クロスをFW田中佑昌が左足で流し込み、2-0とリードを広げた。

 後半も追加点のチャンスはあった千葉だが、3点目を奪うことはできない。後半12分、渡邊のクロスから荒田がヘディングシュートを放つが、ゴール上へ。同15分にも渡邊の左クロスが逆サイドに流れたところにDF高橋峻希が詰めていたが、シュートは枠外。それでもGK岡本昌弘を中心にした守備陣が最後まで無失点でしのぎ、勝ち点3をもぎ取った。

 残り5試合。今後は大分、湘南、山形という昇格争いのライバルとの直接対決が続く。プレーオフ圏内の確保、さらには自動昇格となる2位以内浮上へ、木山監督は「一つひとつが決勝戦。まだまだ戦いは終わらないし、ファンの人たちと一緒に最後まで昇格を目指してがんばっていきたい」とあらためて決意を語っていた。

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