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10人の岡山が東京Vを完封し、2連勝でPO圏に迫る

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[10.14 J2第38節 岡山 2-0 東京V カンスタ]

 J2は14日に第38節を各地で行い、ファジアーノ岡山東京ヴェルディが対戦した。前半17分にFW川又堅碁が先制点を決めると、後半には退場者を出しながらも、J2最多ゴールを記録している東京Vに得点を許さない。ロスタイムには追加点を挙げて、2-0で2連勝を飾っている。

 ボールを支配する東京Vは、前半15分にCKのこぼれ球をMF飯尾一慶がダイレクトで狙ったが、ボールはクロスバーを越えて行った。その2分後に岡山が試合を動かす。右サイドのMF澤口雅彦がゴール前に入れたボールが、PA内の混戦から川又の前に転がる。川股は左足でゴールに蹴り込み、ホームの岡山が先制した。

 その後は東京Vがボールを握り、CKから決定機をつくる。前半29分には、MF中後雅喜がファーサイドに蹴ったボールをDF土屋征夫が折り返し、FWアレックスがシュートを放ったが、ゴールライン上で川又にブロックされる。さらに、同37分にも、CKの流れからアレックスが再び強烈なシュートをゴールに飛ばしたが、今度はGK中林洋次に弾かれて、得点できない。このままホームの岡山が1点をリードして前半を折り返す。

 1点をリードした岡山だが、後半3分にMF金民均が2枚目のイエローカードを受け、退場となってしまう。数的優位を得た東京Vは、ボールを圧倒的に支配してチャンスをつくり続ける。後半37分には途中出場のFW木島良輔が左サイドからのクロスを受けて、ゴールネットを揺らしたが、オフサイドと判定されてゴールは認められない。

 このまま試合終了かと思われた後半ロスタイム。岡山は前線でMF田所諒が粘り強いプレーを見せると、東京VのDF和田拓也のバックパスが短くなったところをカット。そのままシュートをゴールに流し込み、勝利を決定づける2点目を挙げた。2-0で勝利を挙げた岡山は勝ち点を58に伸ばし、6位の横浜FCに勝ち点3と迫っている。

 一方、前節、プレーオフ圏外の7位に順位を落とした東京Vは、4試合未勝利(3分1敗)。直近の11試合を見ても1勝5分5敗と大きく失速しており、プレーオフ進出に黄信号が灯っている。

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