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借入金完済の大分が森島の2ゴールで千葉に逆転勝利

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[10.14 J2第38節 千葉 1-2 大分 フクアリ]

 J2は14日に第38節を各地で行い、フクダ電子アリーナではジェフ千葉が大分トリニータと対戦した。前半に千葉はMF谷澤達也のゴールで先制する。しかし、Jリーグからの借入金を完済し、J1昇格に障害のなくなった大分も後半11分、FW森島康仁の同点ゴールで試合を振り出しに戻した。さらに同21分にも森島がゴールを決めて逆転する。終盤にはFWオーロイにボールを集めて攻める千葉の攻撃を凌ぎ切り、2-1で勝利し、暫定3位に浮上した。

 良い入りを見せた千葉は、前半5分にFW田中佑昌の折り返しを、PA内でMF佐藤勇人が受けてシュートに持って行ったが、ボールはクロスバーを越えて行く。同9分には再び右サイドからMF兵働昭弘がゴール前にクロスを入れると、ゴール正面で谷澤が合わせて1-0と早い時間帯に千葉がリードする。その後も攻撃の手を緩めない千葉は、左サイドをDF渡邉圭二が突破すると、折り返しにFW荒田智之が合わせたが、シュートは左へ外れて行った。

 前半27分から起用されたFW木島悠が、積極的なプレーを見せて流れを引き寄せる。同31分にはFKからMF三平和司がヘッドでゴールを狙うが、GK岡本昌弘の正面に飛び、得点はできなかった。

 後半に入ると大分が反撃に出る。後半11分、森島が三平からのパスを受けると、反転してDFをかわし、左足でゴールネットを揺らして同点に追い付いた。その10分後にも大分は、左サイドを突破した木島のクロスに森島がヘッドで合わせて、2-1と試合をひっくり返した。エースの20試合ぶりとなる2ゴールで勢いに乗る大分は、同26分にもMFチェ・ジョンハンがミドルシュートでゴールを狙ったが、シュートはクロスバーに嫌われた。

 FWリカルド・ロボ、MF米倉恒貴、FWオーロイと攻撃的な選手を次々と投入した千葉だが、ゴール前に人数をかけて守る大分を崩すことはできなかった。このまま2-1で大分が勝利し、千葉、1試合消化の少ない京都を抜き、暫定ながら3位に浮上している。

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