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[PSM]悪夢払拭、昨年のちばきんカップで左足を骨折した千葉MF米倉が2得点

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[2.17 ちばぎんカップ 柏0-3千葉 柏]

 ジェフユナイテッド千葉MF米倉恒貴は前半19分にMFジャイールのクロスを頭で合わせると、後半15分にはMF兵働昭弘からのクロスをダイレクトボレーで合わせ、2得点の活躍。文句なしのMVPを獲得し、昨年の悪夢を払拭した。

 昨年2月26日に行われた『ちばぎんカップ』に先発出場した米倉は、後半7分に左足を痛め途中交代。試合後には左足腓骨骨折で全治2か月半と診断された。6月には復帰を果たしたものの、シーズンを通して2得点に終わり不本意なシーズンを送った。

「去年もすごく調子が良かったが、そんな中で骨折してしまった。今年は怪我しないことを意識しながらやっていた。結果的に2点取ることが出来てよかった」

 毎年恒例のプレシーズンのダービーマッチ。相手はライバルクラブと言えども、一昨年はJリーグを、昨年は天皇杯を制したクラブ。そんなクラブを相手に3得点。プレシーズンとはいえ、自信を持っていい。だが米倉は「レイソルはすごくいいチーム。そのチーム相手に3点取れたことは評価できると思う」と認めたうえで、「この時期だし、実際リーグ戦で点が取れてなんぼの話だと思うので、どんどん連携を深めていってゴールが増えたらいいと思う」と気を引き締める。

 ただこの試合でサポーターが今年こそはと可能性を感じたのも事実だ。「まだこのメンバーでやって日も浅い。まだ連携を取れていない部分もある。みんな能力高いですし、もっとすごいいいサッカーが出来ると思う」。

 2年ぶりにちばぎんカップに勝利し、“タイトル奪還”を果たしたジェフユナイテッド千葉。だが永遠のライバル関係があるとはいえ、いつまでもJ2にくすぶっているわけにはいかない。今年はスローガンも『絶対J1!』とした以上、返り咲きは絶対使命とも言える。昨年、苦渋をなめた24歳が中心となって千葉をJ1へと導いてくれるはずだ。

(取材・文 児玉幸洋)

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