beacon

J初陣の長崎、岡山の猛攻に耐えるも土壇場で追いつかれドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加
[3.3 J2第1節 岡山1-1長崎 カンスタ]

 2013年シーズンのJ2が3日、各地で開幕した。J2昇格1年目のシーズンに臨むV・ファーレン長崎は敵地で開幕を迎え、ファジアーノ岡山と対戦。前半25分にFW佐藤洸一のゴールで先制したが、終了間際に同点ゴールをゆるし、1-1で引き分けた。

 昨季のJFLを制し、今季からJ2に昇格した長崎。大型補強を行い、来る新シーズンに備えた長崎だが、早速その成果が結果としてあらわれる。前半25分、MF幸野志有人(←F東京)らの高い位置からのチェイスでボールを奪った長崎は、FW佐藤洸一(←岐阜)がGKとの1対1の状況を作り出す。佐藤は落ち着いてニアサイドに転がし、クラブにJリーグ戦での初ゴールをもたらした。佐藤は昨季も岐阜で10得点を記録。新天地での初戦を自らのゴールで祝ってみせた。

 後半は耐える時間が続いた。岡山のミドルシュートが次々と長崎ゴールに襲い掛かる。だが後半18分のMF千明聖典のシュートはGK正面。同20分のMF石原崇兆のミドルはわずかに右。同27分のMF鈴木崇文のミドルはクロスバーに救われるなど、運も味方につけた。

 だが最後の最後に落とし穴が待っていた。後半45分、パワープレーに出た岡山のFW荒田智之(←磐田)に頭で押し込まれ、土壇場で同点に追いつかれた。J2初陣で勝ち点1を獲得した長崎だったが、悔しさの残る試合となってしまった。

 次節の10日のホーム開幕戦では、G大阪と対戦する。試合後のインタビューで高木琢也監督は、「僕自身もガンバの強さ、怖さは十分わかっている。今日みたいにファイトできるような試合にしたい」と意気込んでいた。

TOP