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岡山3戦連続ドローも指揮官「辛抱して続けること」

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[3.17 J2第3節 東京V1-1岡山 味スタ]

 ファジアーノ岡山は後半16分に新人MF島田譲の右FKからFW荒田智之が決めたゴールによって先制したものの、後半36分の失点で痛恨の引き分け。開幕戦から3試合連続引き分けとなり、今季初勝利は次節以降へ持ち越しとなった。

 内容については荒田が「凄く良かったと思います。一週間の練習で監督の言っている、『ヴェルディは戦わないと勝てないよね』、という話からしっかりできたと思う」と納得するものだった。チームは立ち上がりから非常にアグレッシブな守備で相手のパスコースを限定。思うようにボールを動かせない東京Vを押し込んで攻め立てた。

 荒田の抜け出しやシャドーのFW石原崇兆の動きを東京Vは捕まえることができず、岡山は決定機を連発。ただし、前半28分にゴール至近距離から石原が放った右足シュートや、32分に縦パスから抜け出した荒田の左足シュート、そして40分にPAから石原が放った右足シュートなどことごとくGK佐藤優也のビッグセーブに阻まれてしまう。また後半16分に先制したあとにも「あとはGKだけ」という決定的な場面があった。それだけに荒田も「チームとして90分走れたし、そういうところは良かった。でもそれを勝ちにつなげなければいけない」と残念がっていた。

 それでも影山雅永監督は「3勝出来ればよかったですし、3敗してしまっていれば『どうなっているんだ』と選手も我々も思っていたかもしれないですけど、良く言えば負けていない。パフォーマンスも1戦目よりも2戦目、2戦目よりもきょうの試合と上がってきている。辛抱して続けることだと思います。下を向く必要はなく、きょうできていたことをさらに繰り返し行なって、チャンスをつくって得点するところをトレーニングで突き詰めていきたいと思っている」。まだ結果には表れていないが、内容は悪くない。焦れることなく続けて白星につなげる。

(取材・文 吉田太郎)

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