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シュート2本で2-0勝利、長崎は8戦負けなしで3位浮上

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[4.29 J2第11節 愛媛0-2長崎 ニンスタ]

 J2第11節は29日、残り1試合行い、V・ファーレン長崎がアウェーで愛媛FCに2-0で勝利した。2試合ぶりの白星で8戦負けなし(6勝2分)とした長崎は勝ち点を21に伸ばし、2位G大阪と勝ち点で並ぶ3位に浮上した。一方の愛媛は2連敗で14位に順位を2つ下げた。

「うちも愛媛も前半はそんなに得点は取れないが、失点も多くない。だが、後半は相手もうちも得点が取れるというデータがあった。だから、最初からある程度プレッシャーをかけながら自分たちのサッカーができればと思って入った」。試合後、そう語った長崎・高木琢也監督の作戦が見事にハマった。

 試合開始早々の前半2分、長崎は左サイドのMF山田晃平からFW水永翔馬、MF小笠原侑生とつなぎ、ゴール前に走り込んだ山田が再びボールを受けると、ダイレクトでサイドネットに突き刺した。幸先よく先制した長崎はさらに前半6分、小笠原のクロスからFW佐藤洸一がジャンピングボレー。開始6分で2ゴールを奪った。

 長崎の速いプレッシャーに苦しむ愛媛は前半34分、FW石井謙伍のスローインを受けたDF小原章吾がトラップしたところを狙われ、佐藤にボールを奪われる。そのままカウンターからGKと1対1のピンチを迎えたが、GK秋元陽太がしっかりとコースをふさいでシュートを打たせず、何とか前半を0-2で折り返した。

 前半のシュート数2本で2点を奪った長崎だが、後半に入ると、徐々に足が止まり出す。愛媛は後半14分、DF浦田延尚がドリブルで左サイドを駆け上がり、MF加藤大とのワンツーからシュートを狙ったが、これは惜しくもポストを直撃。同19分には右クロスから加藤がヘディングシュートを放ったが、GK金山隼樹のビッグセーブに遭い、1点が遠かった。

 結局、長崎は後半、シュートを1本も打てなかったが、最後まで愛媛の猛攻をしのぎ、前半のリードを守り抜いた。前後半トータルでもシュート2本で勝ち点3をもぎ取った長崎。J2昇格初年度ながら台風の目となっている高木監督は「やっているのは選手たち。感謝の気持ちでいっぱい」と、選手を称えていた。

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