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広島は崩し切れず連勝ストップ、0-0も耐えた柏は連敗止める

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[5.29 J1第9節延期分 広島0-0柏 Eスタ]

 J1第9節の延期分が29日に行われ、サンフレッチェ広島柏レイソルの一戦は0-0の引き分けに終わった。広島の連勝は3でストップ。対する柏のリーグ戦の連敗も2でストップした。J1はこのあと、7月6日までの中断期間に入る。

 J1は7月までの約1か月間の中断に入ったが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦った4チームのみ、今月3日に行われた第9節の延期分をこの日戦った。

 前節の第13節から広島は中3日、柏は中2日で迎えた一戦。メンバーの変わらなかった広島に対し、柏はDF渡部博文が肉離れのため欠場。最終ラインはDF増嶋竜也、DF近藤直也、DF鈴木大輔の3バックとなり、両ワイドにキム・チャンス山中亮輔が配された。両チームが3-4-2-1と全く同じフォーメーションで組み合った。

 静かな立ち上がりとなった。広島は前半26分、ハーフウェーラインからDF千葉和彦がロングスルーパスをを出すと、右サイドから走り込んだMFミキッチに届く。だがミキッチのシュートはGK菅野孝憲の体にあたってしまい、ゴール上に外れていった。

 対する柏も前半37分、近藤からのロングフィードをPA内でトラップで受けたFW田中順也が左足を振り抜く。しかしクロスバーに嫌われ、ゴールネットを揺らすことがで出来なかった。

 後半に入っても我慢比べは続く。9分、広島はもたついた増嶋からボールを奪ったFW佐藤寿人がゴール前に侵入。近藤がスライディングで止めに行き、佐藤が倒れるが、今村義朗主審の笛が鳴ることはなかった。

 終盤は攻める広島、耐える柏という展開になった。佐藤が再三、裏を突く動きでかく乱するが、前節6失点した柏守備陣も高い集中力を保ち、ゴールにカギをかける。後半34分には佐藤が抜け出し、MF高萩洋次郎に横パス。高萩もワンタッチで流したところにFW石原直樹が走り込むが、増嶋が懸命のスライディングで防ぎ、シュートを打たせなかった。

 疲れの見えだした両チーム。ファウルで止める展開が続き、カードを貰う場面も見られたが、お互い最後までゴールを割ることは出来ず、ゲームはスコアレスドローに終わった。

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