カターレ富山の元日本代表FW黒部光昭が、22節の横浜FC戦(18時・ニッパ球)の出場に意欲を見せた。20日dのスポーツ報知紙が伝えている。同紙によると開幕前に左ふくらはぎを肉離れし、3月末には左ヒアザを手術していた黒部は「100%の状態は、何試合か出て持っていくものだろうけど、まず1試合に出るための準備はできたと思います」とコメントし、今季初出場に意欲を見せた。

　前節15日の札幌戦(0-1)からベンチ入りのめどもついていたが、直前に手術を受けた右足首に水がたまり、痛みが出たという。これにより札幌戦の出場は自重したが、「もう大丈夫」と、問題がないことを強調した。

　現在、富山は5勝5分9敗で18位。FWに負傷者が多いチームにとって、黒部の復帰は大きな意味を持つ。「まだ僕にとってサッカーは見るものではなく、やるもの。試合までこのまま何もなくいってほしい」と、願いを口にする35歳が、富山に3試合ぶりの白星をもたらせるか。