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肋骨腫瘍克服、DF北本復帰の神戸が逆転勝ち…G大阪に2差に詰め寄る

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[9.1 J2第32節 北九州2-3神戸 本城]

 ヴィッセル神戸が敵地でギラヴァンツ北九州に3-2で勝利した。前半に先制を許した神戸だが、後半に3得点を奪い逆転勝ち。3連勝で勝ち点を65に伸ばした神戸は、長崎に敗れた首位G大阪との勝ち点差を2とした。

 神戸は今年3月に肋骨の腫瘍除去手術を行ったDF北本久仁衛が今節より復帰。即スターティングメンバーに名を連ねた。一時は今季絶望とも見られたが、鉄人はラストクオーターに入った大事な時期に復帰を果たした。

 神戸が押し気味に試合を進めていたが、先制点は北九州に生まれた。前半34分、右サイドからMF小手川宏基がクロスを上げると、北本の背後に入り込んだFW渡大生が頭で合わせて先制点を決めた。

 だが後半に入ると神戸もすぐさま反撃。4分、右サイドからDF奥井諒がクロスを上げると、中央でFWポポがトラップ。掻っ攫うように受けたFW松村亮がワンタッチで縦に仕掛けシュート。後半から途中出場した19歳、2年目FWのリーグ戦初ゴールで同点に追いつくと、同22分には、この日35歳の誕生日を迎えたポポが直接FKを突き刺し、ついに逆転に成功した。

 後半25分にはDF岩波拓也のバックパスミスからFW池元友樹に決定的なシュートを放たれるが、ポストに救われるなど、運も味方に付けた神戸。同32分には奥井のクロスがDFのミスを誘うと、こぼれ球をFW小川慶治朗が押し込み3点目。直後にその小川が一発レッドで退場してしまうアクシデントがあり、アディショナルタイムにFWナム・イルウに豪快なダイレクトボレーを決められたが、何とか逃げ切り、3連勝を飾った。


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