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5連勝中の長崎、“鬼門”山形アウェー戦で初白星ならず…スコアレスドローで3位後退

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長崎の連勝は5でストップ

[9.30 J2第35節 山形0-0長崎 NDスタ]

 NDソフトスタジアム山形で行われた13位モンテディオ山形と2位V・ファーレン長崎の一戦はスコアレスドローに終わった。ホーム連戦の山形は地の利を生かせず、8戦勝ちなし(6分2敗)。また、5連勝中の長崎は過去3戦全敗と苦手の同会場で初白星を逃し、他会場で勝ち点3を上積みした福岡に抜かれて3位後退となった。

 山形は前節・熊本戦(0-1)から先発5人を変更。DF西村竜馬が加入後初スタメンで初出場を果たし、出場停止明けのDF菅沼駿哉とMF安西海斗が2試合ぶり、DF茂木力也が5試合ぶり、MF汰木康也が6試合ぶりに先発起用された。対する長崎は前節・千葉戦(2-1)からの入れ替えは2人。DF村上佑介が10試合ぶり、MF碓井鉄平が9試合ぶりにスタメン復帰した。

 序盤は5連勝中の長崎が山形のゴールを攻め立てる展開となる。前半2分、右クロスからファーのMF翁長聖がゴール左の絶妙なコースにヘディングシュート。GK児玉剛に弾かれたボールにMF幸野志有人が反応するも、至近距離から左足で放ったシュートはクロスバーを越えた。

 前半5分には左CKのキッカーを務めた碓井がショートコーナーで始め、パスを受けたMF飯尾竜太朗がPA左角付近から右足で強烈なシュート。しかし、右ポストに嫌われ、先制のチャンスを逃した。すると、ポゼッションで上回る山形が徐々に押し返す。

 前半32分に後方からのロングボールにFW阪野豊史が走り込み、PA内でGK増田卓也との1対1を迎えるが、その前にDF田上大地を倒したとしてファウルの判定。同37分にはPA手前やや右からMF鈴木雄斗が右足を振り抜くも、パンチのあるシュートはGK増田の好セーブに遭った。

 ピンチが続いた長崎は前半43分に右CKを獲得。キッカーの碓井が意表を突き、マイナス方向にグラウンダーのクロスを送ると、フリーのMF前田悠佑がPA手前中央から右足のダイレクトシュートをゴール左に決める。しかし、直後に山形の選手たちが副審に詰め寄って抗議。家本政明主審が副審と協議を行った末、オフサイドポジションにいた長崎の選手が関与していたと判定され、長崎の得点は認められなかった。

 後半も積極的にゴールへ迫る両チーム。だが、後半8分に山形の汰木がPA手前から放ったシュートは枠を外れ、同10分に長崎の幸野がPA内のこぼれ球に反応して打ったシュートはGK児玉に阻まれた。さらに長崎は同33分に左サイドでFKを獲得。碓井が右足でクロスを送り、PA内中央で相手DFに競り勝ったFWファンマが力強くヘッドで合わせるも、わずかにゴール右へと外れた。

 終盤はオープンな展開となり、両ゴール前でスリリングなシーンが数多く生まれる。後半アディショナルタイム4分には途中出場の長崎FW平松宗がPA内右で2人の相手DFを振り切り、角度のない位置から右足で低く鋭いシュート。だが、惜しくも枠をとらえられず、0-0でタイムアップを迎えた。

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