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大前&シモヴィッチ揃い踏み!!大宮が5試合ぶり勝利、福岡は森本PK弾も及ばず

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大宮が5試合ぶりに勝利を挙げた

[3.25 J2第6節 大宮2-1福岡 NACK]

 J2リーグは25日、第6節を行い、大宮アルディージャはホームでアビスパ福岡と対戦し、2-1で勝利した。大宮は開幕節以来、5試合ぶりの勝利。福岡は直近3試合未勝利となった。

 大宮は21日に行われたJ2第5節熊本戦(1-2)から先発6人を変更し、DF奥井諒が右サイドバックで今季初スタメンとなった。
 福岡は前節の東京V戦(1-1)から先発2人を変更し、DF駒野友一とFW松田力が先発に復帰した。[スタメン&布陣はコチラ]

 1年でのJ1復帰を目指す大宮は直近4戦未勝利(1分3敗)とスタートでつまづいたが、巻き返しに向けて攻め込み、先制に成功した。前半20分、MF茨田陽生のパスを受けたMFマテウスが右サイドから左足で速いクロスを蹴り込むと、ニアサイドのFWロビン・シモヴィッチがDF岩下敬輔を上回り、ヘッドで押し込んだ。

 シモヴィッチは第2節町田戦(2-3)以来、4試合ぶり今季3点目。福岡はFWドゥドゥ、MF石津大介が抑えられ、なかなか決定機をつくれない。大宮の攻勢が続き、前半26分には右サイドを駆け上がったマテウスが右足シュート。前半39分には古巣戦となるMF三門雄大がマテウスとのパス交換で右サイドを崩したが、追加点は奪えなかった。

 0-1で折り返した後半開始と同時に福岡は交代カードを切り、松田を下げてFW森本貴幸を投入。流れは変わらず、後半も大宮が押し込み、同5分、センターサークル内で相手ボールを奪ったFW大前元紀が中央を運んでスルーパスを通し、背後に抜け出した三門が右足ダイレクトでシュート。決定的な形だったが、GK杉山力裕のファインセーブに阻まれた。

 それでも、大宮は背番号10のビューティフルFKで福岡を突き放す。後半7分、PA左手前の位置でFKのチャンスを獲得。大前が右足を振り抜くと、壁を越えたシュートは美しい弧を描いてゴール左に突き刺さった。大前は第2節町田戦(2-3)以来、4試合ぶり今季2点目。点取り屋2人が揃い踏みで、2-0にリードを広げた。

 福岡は後半16分、石津を下げてMFエウレーを投入。後半28分にはDF駒野友一が蹴り込んだ右CKにエウレーがヘッドで合わせ、森本が触ってコースを変えたが、ゴール右へ。後半44分にはエウレーが右足ボレーを放つと、カバーに入ったDF河面旺成が腕で防いだとレッドカードが提示され、一発退場となった。

 このプレーでPKを得た福岡はキッカーの森本が右足で冷静にGKの逆を突き、ゴール右隅に突き刺した。今季、川崎Fから加入した森本の移籍後2点目で1点差に詰め寄った福岡。アディショナルタイムは5分。10人になった大宮は福岡の猛攻にさらされたが、粘り強い守備で最後まで耐え、2-1で勝利。開幕節以来、5試合ぶりの白星を挙げた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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