[5.16 J2第14節 山形1-0愛媛 NDスタ]

　モンテディオ山形は16日、J2第14節でホームに愛媛FCを迎え、1-0で完封勝利を収めた。前半29分にFW林誠道がドリブルから右足で決めたゴールが決勝点。3試合ぶりに3ポイントを獲得し、暫定で17位から14位に順位を上げている。

　4月30日に石丸清隆前監督の後任として就任したピーター・クラモフスキー監督は、手続きの関係で今月12日から練習指導をスタート。その4日後に迎えた新体制初戦で見事に結果を残した。

　新指揮官は試合後のフラッシュインタビューで「いいものが出せていたと思いますし、いいステップも踏めていたと思います。自分たちのいいフットボールも出せていたと思いますし、いいチャンスも作れていたと思います」とチームを称賛。何度かオフサイドで得点を取り消された攻撃面や運動量が低下した後半の戦いに触れつつ、「いい勝利だった」と総括している。

　初陣では、前節までの先発メンバーやフォーメーションに変化はなかったが、石丸前監督が築いた攻撃サッカーをベースに、より縦に速くボールを付ける意図が見て取れた。

「自分たちはどのスペースを使っていくかというのもしっかりと分かっていましたし、そこもうまく使えていたと思います。しかしながら、まだ改善しなければいけない部分もあると思うので、そこをしっかりとやっていきたいと思っています」

　新体制が本格的に始動し、独自色がさらに表れるのはこれからとなる。クラブ史上初の外国人指揮官は「(山形には)もともと基盤がありますし、しっかりとポジション取りだったりテンポだったり、そこへの動かし方ということをいろいろやってきました。勝ち点3を取ったということで、ここから先にまた作っていければと思います」と今後を見据えた。

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