松本山雅FCは12日、下條佳明氏(67)がテクニカルダイレクターに就任することを発表した。

　長野県松本市出身の下條氏は、早稲田大を卒業後、日産自動車でプレー。引退後はそのまま日産自動車のコーチ、そして横浜フリューゲルスや横浜マリノスのコーチを務めた。2001年には監督として横浜F・マリノスを指揮。その後もゼネラルマネージャーや育成強化部長、チーム統括本部長として、2016年まで横浜FMに関わり続けていた。

　2016年11月から18年1月までは名古屋グランパスのゼネラルマネージャーを務めている。

　クラブ公式サイトを通じ、下條氏は「自分の故郷でもある松本山雅のチーム強化に携われることを大変光栄に感じております。チームの目標達成とステップアップのために自分のキャリアを全て注ぎ込む所存です」と語る。

　また、「最大級の悔しさを感じている今こそ原点回帰し、チームパフォーマンスを高めることが最優先であると考えています。クラブ全体の結束をより強固にすることをエネルギーとし、この難局にチャレンジしたいと思います。クラブを取り巻くすべての皆様のパワーが必要です。引き続き熱いご声援をよろしくお願い申し上げます」と伝えた。

　松本は今季J2最下位で、クラブ初のJ3リーグ降格となっていた。

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