beacon

J1初ゴール奪取も残ったのは悔しさ、浦和MF松崎快「自分が2点目を決めていれば…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

浦和レッズMF松崎快

[2.23 J1リーグ第9節 浦和 2-2 神戸 埼玉]

 J1初ゴールを叩き込んだ。しかし、チームの勝利には結び付かなかった。浦和レッズMF松崎快は「自分が2点目を決めていれば…」と唇を噛んだ。

 今季、水戸から加入した松崎にとって神戸戦はJ1初先発に。記念すべき一戦となったが、試合開始早々の前半5分にFW大迫勇也へのファウルでPKを献上してしまう。「正直、先にボールに触れると思ったけど、大迫選手がすごく速かった」と日本代表FWのレベルを体感。しかし、物怖じすることはなかった。

「『本当にやってしまった』と思ったけど、そこで落ち込んでも仕方ない。自分が取り返すという気持ちを持った」

 FW武藤嘉紀が放ったPKをGK西川周作がストップして失点を免れながらも、直後のプレーで武藤に先制点を奪われて迎えた前半12分に松崎が魅せる。左サイドを粘り強く突破したMF関根貴大からPA内でパスを呼び込むと、対面したDF小林友希をワンタッチでかわして左足のシュートをねじ込み、自身J1初ゴールとなる同点ゴールを記録した。

「ボックス付近は自信を持っているところ。ワントラップ目で対面の相手を外せた。当たりはそんなに良くなかったけど、うまくゴールに入ってくれて良かった」

 前半19分にはMF柴戸海のゴールで一気に逆転に成功。そして、前半30分、松崎に追加点の好機が訪れる。左サイドからDF大畑歩夢が中央に送ったパスをFW明本考浩がスルー。FW江坂任を経由したボールが右サイドでフリーの松崎の下へ。GKとの1対1を迎えたが、PA内から放った左足のシュートは好反応を見せたGK前川黛也に右手1本で阻まれてしまった。

 後半13分に明本が退場し、同42分にDF槙野智章に同点ゴールを奪われて2-2のドローに持ち込まれたこともあり、「自分が2点目を決めていれば終わっていた試合。フリーな状況で受けたからには確実にゴールに流し込むべきだった。初ゴールは取れたけど、悔いの方が残る試合だった」と悔しさを滲ませた。

(取材・文 折戸岳彦)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP