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「今季のベストゲーム」、柏が磐田に完勝で4位キープ

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柏はここまで9得点3失点と攻守がかみあっている

[4.2 J1第6節 柏2-0磐田 三協F柏]

 残留争いを演じ15位で終えた昨シーズン。オフには主力選手の退団も相次いだ中で、ここまで4勝1分1敗の4位と、柏レイソルが好スタートをきっている。

 ジュビロ磐田戦では立ち上がりから守備で相手をはめてペースを握った。フィニッシュの精度を欠いてゴールが遠い展開となっていたが前半終了間際の41分に、DF三丸拡が個人技で左サイドを突破、クロスからマテウス・サヴィオが「初ゴール」だと言うヘディングで先制。後半7分には、FW細谷真大のポストプレーから右サイドのスペースを使うと、DF中村慶太の狙いすましたクロスをMF戸嶋祥郎が合わせて追加点を挙げた。

 両サイドから1得点ずつを奪われる形になった磐田の伊藤彰監督は「サイドの守備の対応では、スピード、パワーで後手にまわった」と振り返る。

 柏は攻勢を受ける時間帯もあったが、ここまで全試合で得点してきた磐田の攻撃陣にほとんど仕事をさせず完封勝利を飾り、ネルシーニョ監督に「戦術的な部分、技術的な部分も含めて完璧に近い、今季のベストゲーム」といわしめた。

 とはいえ、3月26日のルヴァン杯・鳥栖戦(△1-1)では「守備陣と攻撃陣の連携がうまくいっていなかった」(ネルシーニョ監督)。同一戦でも先発していた戸嶋も、「鳥栖戦の強度は自分たちが求めているものではなかったというのは選手たちも思っていますし、監督からも言われていた」と指摘する。磐田戦ではいい守備から攻撃につなげるサッカーを体現し、「(監督に)言われてからじゃなくて、いい準備をしていい試合をしたい」と戸嶋は次戦以降を見据えた。

 中2日でC大阪戦、そのあと中3日で川崎F戦と、柏は敵地で上位との対戦が続く。

(取材・文 奥山典幸)
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