横浜F・マリノスは6日に日産スタジアムで行われる第20節のサンフレッチェ広島戦で、若年層を対象としたキャンペーン『F・マリノス TEENS DAY』を開催する。目玉企画は①学割チケットの販売と、②サッカー系Youtuber『LISEM』のイベント出演。集客が難しい平日ナイトゲームで学校帰りのファンに訴求し、スタジアムの熱気アップにつなげていく姿勢だ。

①学割チケット
　学割チケットは小中学生500円、高校・大学・専門学生1000円。最も価格の安いゴール裏1・2階のサポーターズシート(通常時一般2600円、小中1100円)だけでなく、ピッチを俯瞰できるバックスタンド2階のバックアッパーゾーン(通常時一般3300円、小中1400円)、選手の出入り口に近いメインサイド(通常時一般3100円、小中1300円)、臨場感と見やすさが両立するバックサイド(通常時一般3000円、小中1300円)も対象となっている。

　なかでもメインサイド席は、ウォーミングアップの前後や試合後に選手が出入りするエリアに近いため、応援する選手がいるサポーターにとっては“隠れた神席”。通常時と比較して小中学生は61%割引、高校・大学・専門学生は67%割引となっており、格安で選手を近くで見られる貴重な機会となりそうだ。またバックアッパーゾーン、バックサイドはスタジアムの雰囲気を幅広く体感できるため、スタジアム観戦経験が少ないファン・サポーターにおすすめの席となっている。

②サッカー系Youtuber『LISEM』来場
　『F・マリノス TEENS DAY』の対戦相手はサンフレッチェ広島。クラブをよく知る存在として、広島ユース出身選手で構成されたサッカー系Youtuberグループ『LISEM』がトリコロールランドステージでのイベントに登場することになった。

　彼らがJリーグの公式イベントに参加するのは史上初めて。広島にはユース時代に共に所属していた選手もいるため、思わぬ裏話も聞くことができそうだ。またトークショーには横浜FMの栗原勇蔵クラブシップ・キャプテンも登壇し、クラブユースOBのマッチアップという意味でも注目される。

　またこの日はJリーグの「声出し応援運営検証試合」に指定されており、ゴール裏に声出しエリアを設置。日産スタジアムでは2020年の開幕戦以来2年4か月ぶりにサポーターの声援が帰ってくる。声出しエリアのチケットはすでに売り切れているが、コロナ禍以後では例のない熱気が期待できるという意味でも注目が集まりそうだ。

　そのほか、ユニフォームレンタルサービスや、ペンライトやスマートフォンのライトを使った暗転演出『トリコロールギャラクシー』など、普段の試合で行われているイベントも実施予定となっている。2日には国立競技場で行われた清水エスパルス戦との激闘を5-3で勝利し、J1通算500勝を達成した横浜FM。中3日での連戦にも勢いを持って臨む。

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